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天井が高いと暑い?

天井が高い家、低い家、
好みは分かれるかもしれませんが、
天井が高い家の方がやや人気があるのではないでしょうか?

しかし、何事にもメリットデメリットがあるように、
天井の高さにもメリットデメリットがあります。

今回は天井が高い家についてお話いたします。


高さがある=体積が大きい

床面積に天井高を掛けると 体積 が出ます。

体積は空気の量ですので、
体積が増えるほど暖めたり、冷やしたりする空気の量が増えます。

ですから、天井が高い家の方が快適な温度に保つためのエネルギーがたくさん必要になります。
逆に、天井が低ければそれだけ冷やす空気の量が少なくなり、
光熱費削減につながります。

屋根勾配の天井は暑い

天井が屋根の勾配なりに斜めになっている家がございますが、
こうした家は、小屋裏空間が無く、天井の裏がすぐ屋根になっています。

この小屋裏空間と言うのが結構大事でして、
屋根に当たる太陽の熱をかなり軽減してくれています。

ですから、小屋裏空間のない家は、ある家よりも暑くなります。

開放感を得つつ、快適に過ごすには

冒頭の写真のような空間を造ろうと考えた場合、
普通の家のように造ったのでは快適な空間にはならないです。

暑かったり、寒かったりするのでは、せっかくの高い天井もただの我慢の空間になってしまいますので、天井が高いことで生まれるデメリットを打ち消すような対策が講じられていなければなりません。

しかし、きちんと対策を講じてさえいれば、
面積以上の広々とした開放感のある空間が生まれます!

後からは天井を上げるのは難しいので、
開放的な空間をお望みなら、初めから、しっかりと対応出来る設計をしましょう!!