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子どもに家について教えていますか

今の日本が豊かかどうかは分かりませんが、
諸外国と比較して見れば、良い環境であることは間違いないと思います。

全ての人がそうではないかもしれませんが、
食事があるのが当たり前、
家があるのが当たり前、
学校に通うの当たり前、
病院にかかれるのが当たり前、
これだけでも十分恵まれているのではないでしょうか。

しかし、当たり前すぎて、大事なことを忘れかけているような気がします。


■学校は学問を学ぶ場所ですが、家のことは学ばない

1、学校で学ばないこと

小学校、中学校、高等学校、大学と進むにつれて、様々なことを学んでいきますが、社会に出てみると、学校で学んできたことがいかに少なく、幅の狭い物だったのかと痛感したご経験はありませんか?

それはそうですよね。
学校では学問を学んでいただけですから。

もちろん、学校で学んできた基礎があるからこそ、社会に出た後の知識の吸収や技術の習得が出来た、しやすかったということはあると思います。

社会に出てから学べばいい
という考えもあるかもしれませんが、
学問と共に、吸収力、想像力、対応力が高いお子さんの成長過程で習得していった方がいいと私は思います。

2、どこで学ぶか

それは ご家庭 と言うことになります。

共働き世帯が多い現代では、家でお子さんにつきっきりと言うことが難しいとは思いますが、時代が変わっても子供の成長におけるご家庭の役割は決して変わっていないはずです。

それがいつの間にか、学校任せになってきているように思うと共に、
「本当に学校に任せているの?」
と思ってしまうほど、
学校側には年を追うごとに制限が課されていき、
雁字搦めになっている気さえします。

なおさら、家庭内で教えていくしかないのではないでしょうか?

3、何を教えるのか

何でもいいですが、
自分が教わってきたことや良いと思ったこと、
悪いと思ったことなどをまずは伝えてみてはいかがでしょうか。

  • 人との付き合い方

  • お金の使い方

  • 食事のマナー

  • あいさつ

  • 礼儀

  • 趣味の楽しみ方(切り替え方)

私の場合は、大工の家系に生まれたので、家の扱い方などを教わりました。

■家で教える家のこと

1、障子や襖はいたずらしない

障子紙に穴をあけた何度か怒られました。
襖も乱暴に扱って破ってしまったこともありました。

どちらも、直すには手間とお金が掛かりますので、早めに覚えたいことです。

2、トイレは一遍に流さない

トイレを詰まらせたことはありませんが、たくさんのトイレットペーパーなどを一度に流そうと思うと詰まります。

また、水で溶けない紙や流すべきものではないものを流してしまうとすぐに詰まります。

詰まると大変なことになります。
ご自分で詰まり解消道具を使えば直せるかもしれませんが、水道業者などへ依頼することになってしまうかもしれません。

3、熱いお湯はそのまま流さない

沸騰したお湯をそのまま流してしまうと配管などにダメージを与えます。

キッチンの流し台はステンレスや人造大理石で出来ていますが、排水管は樹脂などで作られていますので、高温のお湯はそのまま流さずに、冷ましてから流すか、冷水を流しながら水温を下げて流すのが良いです。

排水管が破損、変形などを起こすと水漏れが発生し、補修、交換、または大規模な改修が必要になる可能性があります。

4、コンセントはさしっぱなしにしない

ささっているのが見えない家具の裏などのコンセントは長年放置していると埃が積もります。
また、乱暴に抜き差しするとコンセントが破損します。

埃が積もったコンセントや破損したコンセントでは漏電の危険性があり、火災などのリスクが高まります。

5、敷居は踏まない

最近の住宅はバリアフリー設計のため、敷居は少ないですが、
何度も踏んでいるうちにすり減ったり、凹んだり、します。

敷居は建具の稼働の肝ですので、変形などをしてしまうと動きづらくなってしまいますが、敷居の交換は非常に難しいので、とても大掛かりな工事となります。

■最後までお読みいただきありがとうございます

ご家庭ごとにその家だからこそ教えられることがあると思います。
これまでのご経験をうまくお伝えできるといいですね。