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読書感想文「カルチョメルカート劇場」

2021年6月4日に発売された新刊です。

例によってフォットボリスタ・ラボの特典で発売日前に入手し(売価1,980円の本ですが、ラボ会員には無料で送付されるのです)、昨夜に読了しました。

内容はイタリアプロサッカーリーグを中心とした欧州サッカーリーグの移籍市場のこぼれ話です。

ご存知の通り、サッカーのプロ選手/監督には交渉役の代理人がついていることが多いのですが、代理人たちの活躍(暗躍?)ぶりが生き生きと描かれています。

契約書サイン直前で代理人が選手を説得し翻意させるなんてことは日常茶飯事、その他人間臭いドロドロした交渉話が380ページほどに渡り書かれていますが、内容がドロドロしている割に「昔こんなことがあったんだ。ワッハッハ(笑)」と何故か読後爽やかになる不思議な本です。

おそらく、代理人や選手たちの一生懸命でも少し間の抜けている一面が垣間見えて、その人物の人となりが身近に感じられるからではないかと。

Jリーグにも関連のあるスキラッチなど少し昔の選手から現役の選手たちまで多くの選手が登場するので、老若男女問わずサッカー好きなら笑い転げながら読めますので、書店で見かけたらぜひ手に取って読んでみてください。

決して損はしませんので。

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