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受け継がれる意志。



久々の中古車販売でした。でも今回は気持ちが違ったのです。多分この業界に入ってから最も気持ちが入っていたかもしれません。昨年12月の頭に、『G'sに一目惚れしたのが新車購入の決め手でした』と仰られ、Kyoei Japanのお客さまの中でもトップクラスにプリウスを大切にしていた方の30プリウス G'sを買取させて頂くことになりました。走行距離は12万km弱での入庫でしたが、各部メンテナンス済みで乗り味は新車並みかそれ以上、極上車です。世間から見れば10年落ちの中古車じゃないか、と言われるかもしれませんが、プリウス好きならG'sという車には1度乗って頂きたい、それぐらいこのモデルは一味違います。

こちらのG'sは複数回のメンテナンスでご入庫いただいており、各部分が壊れる前にしっかりとメンテナンスされた車両です。お乗り換えの決断も簡単なものでは無かったはずです。それだけに大切にして頂けそうな方にお譲りしたかったので、余計に力が入ります。

そんな中で、買取から1週間ほどで運命の人が訪れました。その方もこのG'sに見て触れて『惚れた』と仰られたのです。『もうこの人しか居ないな』と、納車に向けて準備を進め、この1月に無事に旅立つことになりました。G'sは特別仕様車で、プリウスに興味が無かったという方でも一度乗れば価値観を揺さぶられる存在です。購入されたお客様も元々はメルセデス乗りで、標準グレードのプリウスには頼りなさ、物足りなさを感じていたようですが、1度乗って頂いた後に『G'sは別物』と仰られておりました。


今回はお客さまの趣向にG'sが抜群にハマったというだけで、皆様にとってはいま乗っているプリウスが”特別仕様車”なのではないかと僕は考えています。僕の愛車は前期のGグレードですが、自分なりに仕上げた乗り心地、綺麗なボディ、そして家族といろんな所に出かけた思い出、子供がつけた傷や汚れ、全てにおいて”特別仕様”です。

僕の仕事の一つは皆様のプリウスが持つ特別感を引き出していくこと、皆様がどこに特別感を感じるのかを見極めることです。今回の車両販売で新たな気づきも多く、当たり前の毎日が特別であるということを肝に銘じて、日々の業務と向き合いたいと思います。皆様と共に、良いカーライフが創れますように。

Kyoei Japan カーライフデザイナー 石山 大輔

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