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35才JICA海外協力隊員の住んでるベナンの町を紹介~

一人でも多くの農家さんの自立を促すために、ベナンで野菜配達ビジネスをしている綿貫大地です。

*この記事は、JICA海外協力隊(2017年10月〜2019年9月)時に投稿した記事を再掲したものです

今回は、私が住んでいた町コヴェを紹介したいと思います~。トップの写真はコヴェのパワースポット、バオバブの木です。

コヴェ基礎情報

地理:

  • 最大都市コトヌーから車で3時間

  • ベナン中部の貿易拠点ボイコンとナイジェリアを結ぶ幹線道路上に位置する

  • 面積は神戸市と同じくらい

  • 8区域に分けられ、40の村が存在

ヒト・モノの流出がとても活発です。コンテナトレーラーも頻繁にみられます。

市民:

  • 人口約5万人

  • 95%以上の市民がフォン族

  • 3分の2がクリスチャン

  • 平均出生率は4.3人(ベナン平均は5.1人)

  • 全世帯のうち20%が女性世帯

ブードゥー教というベナンの伝統宗教もあるので、お祭りや儀式も盛んに行われています。

それにも参加するが日曜日は教会に行く、という人が多いという印象です。

経済:

  • 住民の半分が農業・狩猟・酪農・漁業に従事

  • その他の職業としては、伝統工芸職人・インフォーマルの小売り

  • 主な農産物は綿花・落花生・マニョック・トウモロコシ・お米

なんでもベナンの伝統工芸発祥の町がここから少し離れたところにあるそうで、コヴェでも伝統工芸が有名です。


主要スポット

続いて主要スポットを紹介します。

①コヴェ職業センター

14歳以上の青少年を対象に手に職をつける技術を習得し、若者を養成する国の教育実施機関。3年間の養成期間終了後は、技巧証明書を取得し、就職や仕事の自活を促すことを目的とする。7つのアトリエ(機織、洋裁、木工、彫刻、メカニック2輪、メカニック自動車、溶接)がある。

ここは先輩隊員たつさんの配属先でもあります。寮も併設されていて、150人以上の若者がここで学んでいます。

正門
木工のアトリエ
機織のアトリエ

②コヴェ市役所

私の暫定的な配属先でした。25名のスタッフが働いています。

左側の立派な建物はベルギー政府の支援によって建てられたそうです。なんとWifi完備。各部屋にエアコンもついてます。

正門
2つ市庁舎がある

③競技場

観客席もあり、けっこうちゃんとした競技場です。コヴェのサッカーチームもここで練習&試合しています。

試合一度見たことあるけど、ホームびいきの審判があからさまだったな~(笑)

④マルシェ

位置的にもコヴェの中心にあるマルシェです。食料から日用品まで、たいていのものはここで手に入ります。

中にはブードゥー教で生贄として使われる動物の死骸も売られています。(下記写真は閲覧注意です!)

ブードゥー教のための商品。

⑤教会

こちらも町の中心にあります。コヴェで一番立派な建物は?と聞かれたらこの教会と答えるぐらい、壮観な建物です。

コヴェの印象

上にも書きましたが、ヒトとモノの出入りが多いです。この町で、ナイジェリア人、ガーナ人、ニジェール人、トーゴ人に会いました。

もう一つ感じるのは“ちょうどいい”ということ。

せっかくアフリカに住んでるのだから、日本みたいな生活はしたくない、かといってある程度のものは入手したい、そんな希望を叶えてくれるちょうどいいまち、それがコヴェです。

今回は町の中心地を紹介しましたが、少し町を外れたらアフリカらしい村の風景が広がっています。

最後にいつも優しくしてくれる市長との一枚。


それでは。

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