Komatsu Daichi

1991年 宮城県仙台市生まれ 2021年 プロダクトデザイナーとして独立。 同時に古…

Komatsu Daichi

1991年 宮城県仙台市生まれ 2021年 プロダクトデザイナーとして独立。 同時に古物を扱うギャラリーを計画中。 仙台を拠点に、東北を中心として活動を進めるべく目下準備中です。 デザインのこと / 古道具屋の開店のこと / 気になった物事などをこれから発信していきます。

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Field Notes 01 : 信州打刃物のこと

*地場産業や伝統工芸に関しての個人的な調査の記録です。 2021.04.12 長野県 古間地区 |石田打刃物製作所 長野県を離れるまで、あと1ヶ月半。 せっかくこの地に来たのだから、地場の産業や工芸に関して、自分の身を以て体験したり調査する、ということをやっておきたい。 そして、自分なりに感じたことをちゃんと記録してきたいと思い始めた。 この個人的なリサーチは6月から拠点を置く仙台(宮城県)に帰った後にも続けていきたいことなので、記念すべき(?)走り出し、いや、歩き出し

    • 雑貨の重低音

      このところずっと読んでは頭のなかで反芻している『雑貨の終わり』(新潮社/三品輝起) 前著にあたる『すべての雑貨』も、 ものをつくる私、ものを買う私の どちらにも重低音のように響いていて 今回ももれなくと言ったところ。 「雑貨化というものが、歴史、用途、文脈といったあらゆるしがらみからすべての物を解きはなち、いったんばらばらにして、ふたたび自由自在にくみあわせることで、ひとびとが物をとりひきするスピードをかつてないほど高める技術」 という

      • 自分を買ってくること

        物買ってくる 自分買ってくる 民藝運動の中心人物の一人であり、 陶芸家の河井寛次郎の言葉です。 ミニマリストとか断捨離だとか、 物を捨てる、手放すことがある種のクールな行為であるように見えたり、「本質」的な行為かのように言われることもある昨今。 たしかに、 無駄を削ぎ落とすことで生産性が高まったり、 物が溢れる現代で空間的な余白が生まれることは精神的なゆとりに繋がったりすることはある、と思う。 掃除や整理整頓は気持ちよく暮らすためにはやっぱり必要だし。 だけども、一

        • 構想と妄想。はじまりの日に

          はじめまして。小松ダイチと申します。 先日、勤め先を退職し、一人小舟に乗りこみ荒波の海へと旅立つことを決めました。 非常にざっくりとしたプロフィールですが、 プロダクトデザインを生業として、 横浜にて事務機器メーカーやデザイン事務所に勤務した後、 長野県の上松技術専門校にて木工技術や家具制作を学びました。 そして、古材ベンチャー企業にて家具のデザインから制作までを担当し、 現在に至ります。 その時々で、悩み、考え、自分の興味関心に素直に道を選んできました。 そして、今

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