2009年10月15日

あいつ、死んだんだって。

友人からの電話があった。

この日は大学の3,4限目のみ授業だったから

前日は夜遅くまで起きていた。

友人の電話で目が覚めた。

電話をなんとなーくの返事で切るとすでに13時が過ぎていて、

大学の授業には間に合わないなとか冷静に考えていた。


夢を見ていると思って、もう一度寝ようとした。

眠れなかった。

耳の奥が詰まるような、

首の後ろがキューっと締め付けられるような、


3組のルーム長だった私は

ただただ、ひたすらに高校の同級生にメールを打った。

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久しぶり。元気?

急な連絡なんだけれど、

17日が通夜、18日が告別式です。

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こんな内容を卒業して、1年半たったクラスメート達に

布団の中からひたすらに送った。

その日17時からパチンコ屋さんでのバイトがあった。

バイト中のことはほとんど覚えていない。

その時の社員さんや同い年のバイト仲間に事情を話しても早くは帰れず、

私もこれを普通に受け入れていた。

多分まだわかっていなかったんだと思う。


閉店間近になり、お客さんの数も減ってきた時、

キン肉マンの台が当たった。


私はドジで、強いつもり。

走る(滑る)見事に(転ぶ)


この時は何も知らなかったはずなのに、

この曲を聞いて、

初めて涙が流れてきた。

閉店の作業をしながら

ひたすらに

誰にも見つからないように

泣いた。

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