スシローペロペロ少年も実は被害者だと思う #71

スシローで醤油をペロペロした少年が6700万円の損害賠償を起こされたようです。私としては未成年の子供相手にちょっとやりすぎなのでは?と思ってしまいました。

少し前に「ケーキの切れない非行少年たち」という本が話題になりました。非行をして少年院に入る少年たちの多くはケーキを三等分するように言われても正しく三等分することができないそうです。彼らは認知機能が弱く、耳で聞いたことや目で見たことを正しく認識することができないのです。その他にも彼らは感情を上手くコントロールできなかったり、身体も不器用だったりして望まないトラブルを起こしてしまい非行に走ってしまうのです。

こうした非行少年の多くはIQ70〜84までの境界知能です。境界知能とは知的障害ではないが平均的な人よりもIQが劣ってしまっている人たちのことです。そんな境界知能の人は人口の14%、日本では1700万人程度いると言われています。

ペロペロ少年のIQをきちんと計測したわけではないので彼もそうなのかは分かりません。ですが世の中には認知能力が劣っており、正しい判断ができず犯罪を犯してしまう人たちもいるのです。バカッターという言葉が生まれて結構経ちますが、彼らの多くは正しい判断ができずそう言った行動に走ってしまったのではないでしょうか。なんせ1700万人もいますからね。そして現代では誰も彼もが自分で発信活動をしますから変なことをしてしまう人は一定数現れます。

こういったことを考えるとバカッターと呼ばれるような行動をしてしまった人を寄ってたかって攻撃するようなことは果たして正義なのか疑問に思わざるを得ません。ペロペロ少年に6700万の損害賠償はやりすぎでは?という声もちらほら聞きます。これを機に頭の悪い行動してしまった子供たちのことを許容しつつ適切な支援をしていく方向に社会が向かってくれることを願います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?