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鬱病のトイレ事情2


カバー画像はチャンバーポットというホーロー製のおまるだ。必要が無くなったら植木鉢等のガーデニング用品として再利用も可能だ。子供は勿論の事、大人もじゅうぶんに用を足せる。

私が直接重度のネトゲ中毒者や鬱病患者から動けない人のトイレ仕方のアドバイスを聞いてずっと覚えていた事を書いて置く事にする。今後は私自身の役に立たないと思いたいからアウトプットする。その知識を断捨離したい。

私は幸い、体が満足に動かない鬱病状態でもトイレは催した時に根性で這ってでも行っていたから必要なかったが、おまるは枕元に準備して置いた方が精神衛生上楽だ。これから鬱病になる人や、これから鬱病こじらせて動けなくなる予定の人、ネトゲ中毒なりかけに用便方法の情報提供をしたい2回目。

鬱病を患って間もない頃、鬱病の先輩達から聞いたアドバイスだ。おおよそ10年以上前の情報だから古いのだが、急に病気で動けなくなった独り身の人間のトイレの仕方について教える。
二人目。ネトゲ中毒の男性。


先輩2「病気でトイレに困った事ありませんか?」
私「若い女性に聞く事ですかそれ?」
先輩2「いやー〇ちゃん(先輩1)から大道さんが寝たきりの時にトイレに困ってるんじゃないかと聞いたんで、情報を差し上げようかと思ってw」
私「紙おむつ以外に何かあるんで?」
先輩2「ペットボトルあるでしょ。500mlの」
私「……ペットボトル?」

通称ペットボトルおまるである。飲み終わった空の容器に用を足すらしい。マウス片手に座りながら放尿できるから便利という優れものだ。もよおしても席を立たずに狩りが続行可能という。狩りに同行した仲間にも迷惑をかけないという。もよおしたなら正直に「トイレ行ってくる」と告げろよと思うんだけど、彼なりの仲間への気遣いだから突っ込まない事にした。
なぜ、この彼が500mlにこだわるのかというと、1回きりで使い捨て出来るからという理由と、尿入りの容器を持った時の重量が一番使いやすいとの事だった。

先輩2「尿道に沿って瓶の口を充てると尿がこぼれないし、終わった後ふたを閉めれば臭いません(ドヤッ」
私「うーん、先端にホースがついて無い人種はこぼれますね。女は無理じゃないっすかコレ」
先輩2「〇ちゃん(先輩1)は工夫次第で成功したそうだよ」
私「じょうごみたいのを使えば出来るって事???」

よく分からないが、よくよく話を聞くとペットボトルおまるに慣れてしまうと「人間が終わってしまう」らしい。
ペットボトルに溜めた尿をトイレに捨てるのを忘れると癖になり、日に日に尿入りのペットボトルに部屋を侵食され尽くすのが分かった。ある日、間違って尿入りのペットボトルを口にした時は地獄を見たそうだ。そんな目に遭うならその都度トイレに尿捨てろよと思った。
モンスター狩りの後にパーティーメンバーと別れた後に尿を捨てにトイレに立てばいいのに、ブラウザの向こうのメンバーもネトゲ廃人だった場合は食料と飲料が尽き倒れる寸前まで席を立てないデスゲームが始まると教えてくれた。正直に「トイレに行く」と相手に伝えればいいのに……。

私「ところで、ゲーム中にウンコしたくなった時はどうするんです?」
先輩2「我慢する」
私「我慢しても駄目な時は結局漏らすんですか?」
先輩2「そこまでして出ないから大丈夫。俺、すごい便秘だからさ」
私「すごい便秘とは?」
先輩2「肛門括約筋鍛えればウンコでなくなるんですよ。我慢してたら自然に便意が無くなるんで。無駄に食べなくなるし一石二鳥ですよ」
私「健康に悪そう~」
先輩2「具合が悪くなったら病院で出してもらうから問題ないですね。あ、そろそろ便秘2週間経過しそうだから浣腸して貰おうかな」
私「女性看護師に浣腸して貰うの癖になってません?」

私にはペットボトルおまるは役に立たない知識だった。男性や上手にペットボトルで上手に用を足せる女性には良いのかも知れない。私にも男性器がついていたら採用していたかもしれない排泄技術だった。トイレに行くのも時間が惜しい怠惰な者にはすごく向いている。
ペットボトルおまるの話を聞いた当時は広口の容器が出回っていなかったので、もしかするとコーヒーやココアのアルミ容器ならば女性でもこれに排尿は出来るかも知れない。こぼしても自己責任で。
排便については全くもって特化していないので、ウンコしたくなったら頑張ってトイレに行くしか無いのが唯一のデメリットかも。


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