初心者向け研修に出続けるのは自分の為にはならない

社会人になると、いくつもの研修を受ける機会があります。また大学業界では他の業界と同様に様々な団体でシンポジウムや研修の機会が提供されています。

例えば大学評価関連では大学評価コンソーシアムの大学評価担当者集会は、大きな大会で初心者向けのセッションから、大学評価やIRの業務について数年ぐらいの人向けのセッションなどがあり、勉強になる会の1つです。

自分自身も職場の外で行われている、いくつかの勉強会に自己啓発として出る機会はあります。また勉強会やシンポジウムの運営側として関わる事もあります。そこでふと思うのは、いつも初任者向けの研修に出続ける人は何故なのかといった事があります。

例えばIRであれば、大学のIR(Institutional Research)を担う専門性のある人を養成する講座がいくつか行われていますが、それらすべてに参加しようとする人がいるのを見ていると「研修は内容が重複している場合があるし、この人は研修で学んでいないのだろうか」と思うのです。

またシンポジウムみたいに大人数が参加出来るものならいいのですけど、連続性の講座みたいに参加者数がしぼられてしまうものに同じような研修に参加している人が何回も参加をするという事は他の人の参加機会を奪う事にもなるのですよね。

そして私見ではありますが、同じような研修に出続ける人はまったく成長できない人だと感じます。つまり学んだ事が理解出来ていない、学んだ事が活かせない、自分に足りないものは何か・何を身に付ければいいかが分からないから同じような研修に出続けてしまうのかもしれないですね。

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