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「大学アドミニストレーターを目指す大学職員ブログ」管理人のコラムと日々日常。 主に高等…

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「大学アドミニストレーターを目指す大学職員ブログ」管理人のコラムと日々日常。 主に高等教育や大学ネタが多いです。

最近の記事

デスクワークでのコミュニケーション能力の無さの課題

昔、キャリア支援の仕事をしていた時にコミュニケーション能力がないから、作業だけをする仕事をしたいという相談を受けたことがあります.ここでいうコミュニケーション能力とは、人と話をしたくないということかもしれません. さて自分は一般的にはデスクワークに属する仕事ですがずっと書類やパソコンに向かっているわけではなく、1日打ち合わせで終わってしまう時もあります.また最近は部署を跨ぐ仕事も多くあり、頻繁にさまざまな部署へ連絡することも日常です.このような仕事をする中でコミュニケーショ

    • 社会人や大学職員が協同で学ぶには何からするのか、始めるのか

      ※本記事は自分のブログ記事をAIに再構築してもらったものです。 リスキリング(Reskilling)とは、既存のスキルセットを新しいものに更新し、変化する職場の環境に適応することを指します。近年、急速なテクノロジーの進化や経済環境の変動を背景に、個人が終身雇用や一つのキャリアに固定される時代から、柔軟にキャリアを構築する時代へと移行しています。このような状況下での学びの必要性とその方法について、以下に詳細に解説します。 1. ワークショップ型の研修に参加する 伝統的な講

      • 千葉商科大学の2025全学改組について

        2023年8月3日に千葉商科大学からこのようなリリースが出され、ニュースになりました。 タイトルを見るとものすごい大きな改革なのではないかと思いますが、ニュースを見る限りはその全容は学部を減らすことぐらしかわかりません。 特に学部再編に伴い教員の43%の人事異動はインパクトありますね。 それではこれはどのように変わるのでしょうか? 大学のホームページを見てみると、2025年度の改組の方向性が載っております。 こちらをみると大きいのは、全学共通の基盤教育や実学教育などを横断

        • 新入社員研修の思い出

          自分が新入社員だったのは、かなり昔の話だったが、ツイッターで同業者が新人研修について話をしていたので、思い出としてまとめておきたい。なお、自分は転職をしているので、最初の会社のお話である。 最初の会社は今でいうJTC最初の会社は、今でいうJTCだった。業界3~4位、就活の文系男子の人気ランキングでは当時は100位以内には入っていたと思う。 そして比較的、業界内では古くからある会社だった。ただ伝統があるといっても、体育会気質、親会社出身の人が強い、会社であった。 なお、組織だ

        デスクワークでのコミュニケーション能力の無さの課題

          大学職員の肉体労働と運動

          「大学職員はデスクワークで座ってばかり?」というイメージを大学で働くまでは思っておりました。 営業やっていた時は、自転車あるいは電車で某都市をあっちいったりこっちいったりで、自然と移動距離が長く、だいぶ歩いていた気がします。そして大学職員だと、確かに歩く距離は短くなったかもしれません。 ただデスクワーク以外にも結構肉体労働や立ち仕事があるので、体力が低下すると大変だったりします。 イベント業務と高重量運搬大学には様々なイベントや行事があります。例えば入学式・卒業式・オー

          大学職員の肉体労働と運動

          大学職員の秘密インタビュー

          大学職員の人事をしている玉山さんという著名な方がいらっしゃいます。その方がnote上で大学職員インタビューを実施されていたので、自分も玉山さんの質問(元は埼玉大学のインタビュー)まねてやってみます。ただ嘘がいってませんが、多少ぼやかしている所もあります。​ 1.前職についてQ.前職はありますか?また、前職がある場合は前職の業種、職種を教えてください。 前職はあります。職種は某サービス業で営業でした。前職の同期は103人いましたが、辞めた中にも大学職員の方がいます。 Q.

          大学職員の秘密インタビュー

          補助金でICTや遠隔授業は進めたのか?

          2020年度は新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い、急遽オンライン授業を試行錯誤した大学が殆どでしょう。オンライン授業を実施するにあたり、大学だけではなく、教員、学生のリソースまで使って何とかなったという状況もあったと思っています。また所属機関は来年度はさらにオンライン授業等に投資をする予定です。 国(ここでは文部科学省)もオンライン授業に対して何もしなかった訳ではなく、例えば「大学等における遠隔授業の環境構築の加速による学修機会の確保」として各大学は申請をすれば一定額まで

          補助金でICTや遠隔授業は進めたのか?

          電話の問い合わせの所属や部署と名前の確認の重要性

          ※今回は社会人として当たり前の事がテーマです。 数年に1回程度の機会ですが家電が壊れて修理のためにコールセンターに電話すると最後に「~~~(氏名)が対応しました」というように誰が対応したかを明確にすることが殆どです。 一方、「〇〇〇に電話したら「××××」と言われたから〇〇だ」と主張するケースがあります。〇〇〇は組織名を入れますが、仕事をする上で、あるいはコメント(電話内容)を根拠とする上では今一歩弱いのではないでしょうか? 例えば私が文部科学省に電話する時、誰でも同じ

          電話の問い合わせの所属や部署と名前の確認の重要性

          リカレント教育や社会人の学び直しは大学を救うのか?

          近年、頻繁に「リカレント教育」のワードが出てくるようになりました。例えば「経済財政運営と改革の基本方針2020」でもリカレントというワードが出てきます。 2019年度文部科学省概算要求等の発表資料と国の方針今後、変化が激しい社会への適応できる人材が重要で変化に対応するため、18歳人口が減ることによる大学の延命措置や大学運営の在り方の方向転換の一方策としてリカレント教育を推進するのでしょう。 例えば、2019年度文部科学省の概算要求等の発表資料には、大学の改革を点数化し、

          リカレント教育や社会人の学び直しは大学を救うのか?

          大学職員は組織人・サラリーマンである

          大学職員になりたいという人は意外と多い(らしい)です。事務を主とする総合職をはじめ、毎日定時で帰れそう、仕事が楽そう、決まったことをすればいいというイメージもあるのかもしれません。 実際の大学職員実際、上記のようなイメージを体現する人は(窓際部署)にいないとは言えないので、完全に否定する事はできません。 ただ決まった手順の仕事を行う専任職員(いわゆる正社員)は、年々減っていると思います。特に2020年は新型コロナウイルス感染拡大防止のために大学は遠隔授業を行い、キャンパス

          大学職員は組織人・サラリーマンである

          大学関係者が大学を語る上で、内容に影響すると考えられるもの

          現在は書籍だけではなく、インターネットでも様々な文章を発信出来ますし、読むことが出来ます。そして、1つの事についても様々な立場の人が意見を述べると、意見や価値観が異なることなんて多くあります。 さて、大学や高等教育を語る上でも意見を述べる人の立場で意見の傾向が違うよなと感じることがあります。 例えば大学ランキングの場合は、大規模私立大学やグローバルな大学はランキングを気にするでしょう。しかし、地方小規模大学で資格取得を目指す大学であれば大学ランキングは自分事とはなりません

          大学関係者が大学を語る上で、内容に影響すると考えられるもの

          大学で働く上で、補助金が入っている事を理解する事の重要さ

          大学職員になりたい動機は教育に関わる仕事がしたいや学生支援に関わる仕事がしたいなど色々あるかと思います。また大学職員になってもやりたい事が増えたりもするでしょう。 しかし、大学職員(国立大学や公立大学、私立大学(学校法人)の職員)として忘れてはいけない事の1つに(多額の)税金が大学(あるいは学校法人)の運営に使われているという意識があると考えています。 お金を稼ぐことと予算執行をすること私は企業(営業)から転職し、大学職員になりましたが、最初に面食らったこととして、今まで

          大学で働く上で、補助金が入っている事を理解する事の重要さ

          初心者向け研修に出続けるのは自分の為にはならない

          社会人になると、いくつもの研修を受ける機会があります。また大学業界では他の業界と同様に様々な団体でシンポジウムや研修の機会が提供されています。 例えば大学評価関連では大学評価コンソーシアムの大学評価担当者集会は、大きな大会で初心者向けのセッションから、大学評価やIRの業務について数年ぐらいの人向けのセッションなどがあり、勉強になる会の1つです。 自分自身も職場の外で行われている、いくつかの勉強会に自己啓発として出る機会はあります。また勉強会やシンポジウムの運営側として関わ

          初心者向け研修に出続けるのは自分の為にはならない

          大学職員になりたい人のエントリーシートを書く際に「大学の特色」はどこで調べるか

          大学職員に転職したいと思った時に、職務経歴書やエントリーシートを書くかと思います。そこで困るのが、この大学の特色は何かという事です。今回は、ここを見たらどうだろうかというものをいくつか挙げておきます。 大学のホームページ大学のホームページなんか見ているよと言われるかもしれませんが、全てを見ると膨大なページ数になります。 まずは大学の概略をつかむために、「教育情報の公開」に関するページを見ましょう。そこには、教育目標や大学の教員数から各先生の業績、カリキュラム(含む履修モデ

          大学職員になりたい人のエントリーシートを書く際に「大学の特色」はどこで調べるか

          大学職員の劣化コピーとパイオニア

          社会人になって、早○年経ちました。いつのまにか若手から中堅、そしてその先あたりに今はいるかと思います。 仕事は30歳を過ぎてからが面白いと言う事もありますが、確かにその通りで30代になってからの方が色んな事はありますが、充実した日々です。 またこれまでの社会人生活を振り返っても、毎日あるいは毎年同じルーチン業務ではなく、刺激的な日々を過ごしてきました。 ただ今まで、順調ではなく、そして平坦な道のりでもなく、山もあれば谷もあるわけでして、自分にとっての谷はおそらく20代後

          大学職員の劣化コピーとパイオニア

          今までに参加して残念だった勉強会

          大学を卒業するともう勉強しなくていいやと思ったのは大間違いで、社会人になってからのほうが勉強することが多いです。 いや、凡人が仕事をするには、今の状況では勉強を仕事でもプライベートでもする必要があります。 前の営業職でも商品を知るために海外や北海道などを行かせてもらう機会がありました。そして今いる大学業界では、より勉強会が多く開催されています。 でも、勉強会はテーマ・対象・主催者・参加者・手法によっていろいろとある訳で、参加して為になり仕事に活かせるものや、当惑した勉強

          今までに参加して残念だった勉強会