【小説】『生きづらい、あなたへ』#0【フィクション】
夏前の少し、長袖が鬱陶しく感じてきた頃。
青年とは言えないほど、歳を重ねてしまった青年(27歳)は、今日もパソコンの前で、アマゾンプライムを見ながら現実逃避していた。
やらなきゃいけないことはあるものの、
タスクに向き合うほど精神的に余裕がない。
分かってはいる。やった方が後々楽なのも。だけど体が動かない。
追い詰められないと動かないのが彼の特性。。。
彼は広告代理店の営業として業務委託で仕事をもらいつつ、
出張カメラマンとして撮影活動も行なっている。
最低限の生きていく