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大内秀之さんならどうするか?魂で受け取るということ

先日、経営実践研究会の6月の兵庫定例会にて一般社団法人フォースタートの大内秀之理事長のお話を伺わせていただきました。

プロフィール
1979年12月1日、兵庫県の川西に生まれる。
生後すぐ、助産師が体を洗う最中に両足に反応がないことを確認。
精密検査を受けるため神戸大学医学部へ。そこで神経芽細胞腫という悪性腫瘍が脊髄にあることが判明。その後、脊髄腫瘍の摘出手術を受けるも左腎に転移、そして摘出。
生まれた直後に大きな手術を2度経験する。
主治医から転移の恐れが高いため、「5歳まで命がもてば・・・」と宣告されるも、腫瘍の再発はなかったが、両脚に重い障害が残りほとんど動かせなくなる。
大学卒業後に社会福祉士を取得。その後、高齢施設での事務員、民間企業での経理部を経て、社会福祉法人堺市社会福祉事業団へ就職。現在、堺市立健康福祉プラザ市民交流センターにて障害者アート活動の支援を行っている。
また、全ての人がその存在を認められる社会の実現をめざし「一般社団法人フォースタート」を設立し、車いすバスケットボールの体験会やセミナー講演会、車いすバスケットボールチームの運営を行っている。
中学時代、母親のすすめで車いすバスケットボールに出会う。
今年2019年で選手として27年目。伊丹スーパーフェニックス所属。SAKAIsuns所属。
引用:講師派遣NAVI  日刊スポーツ

パラアスリートとして大活躍し、パラクライマーの日本代表として世界選手権で世界3位になられるなど大活躍されています。


生きてるだけで社会貢献!

私が経営実践研究会して間もない頃、全国の仲間に向けて自分の志をプレゼンするCL(クリエィブレジェンド)ミーティングという機会でお話をさせていただく機会をいただきました。

その際、野瀬裕介世話人を通して大内さんにオンラインで私のプレゼンテーションの練習にお付き合いをしていただきました。

「めちゃくちゃかっこいい生き方をされてる方にお時間とっていただきました!」と野瀬さんにさんにご紹介いただいたのが大内さんでした。

東京でのクライミングの合宿中の練習終わりの大内さんに時間をつくっていただきプレゼンテーションを聴いていただきました。

「はじめまして!絶賛障がい者やってます!大内秀之とお申します!今日はよろしくお願いします!」

のっけから聞いたことがないような自己紹介をされ、オンライン越しの初見にもかかわらずなんて気持ちのいい人なんだ!
と度肝を抜かれたことが今でも忘れられません。

私はそれまでまとめていた自分のプレゼンテーションを大内さんに聴いていただきました。

「壁打ちの場なので本音をいいますね。正直に今のプレゼンを聴かせてもらっても、内藤さんがどんな人なのか?僕は人に内藤さんをどう紹介していいかわからない。

「僕は自分が生きてるだけで社会貢献やと思ってるねん!
内藤さんもそうじゃない?
フィリピンの女の子との話もっと詳しく聴かせてよ!」

と大内さんからアドバイスをいただきました。

全国の凄い方々の過去のプレゼン動画を見て萎縮していた私は、CLミーティングで話すこと自体が時期尚早なんじゃないか?と弱気になっていたのです。

大内さんの屈託のない笑顔の言葉がけで

そっか!もっと自分のこと認めてあげていいんや!

と自分の中から力が湧いてくることを感じました。

大内さんはそんな不思議な力を持った方です!

CLミーティングの当日の朝に高橋塾長に最終確認をしてもらって当日をむかえました。
今振り返っても沢山の方々にプレゼンの練習に付き合ってもらって本当にありがたかったです。
色んな方々に支えられて自分があります。

今日という日は昨日亡くなった方が必死に生きたかった明日

私は大内さんに直接会って御礼を伝えたかったので、今回兵庫定例会は楽しみでなりませんでした。
12月でオンラインで一度お話したきりでしたのでかれこれ6か月振りでしょうか?

「あー!フィリピンの女の子の話の人?」

リアルでお会いする大内さんはオンライン以上にとんでもなくかっこよかったです!

登壇された大内さんのお話は、覚悟を決めた人間が全身全霊で夢中で生きているエネルギーが細胞レベルでどんどん入ってくる体験でした。

大切にされている言葉があってそれを1日24時間を30時間にする位考えて向き合って生きてらっしゃいます。

一番最初に教えていただいた言葉が

今日という日は昨日亡くなった方が必死に生きたかった明日

毎朝早朝に起きて練習する際、時にはもう少し寝ていたい時や色んな時がある、でもこの言葉から空から先に旅立った仲間たちが見てくれていると自身をふるい立たせてる。

生まれた時の自分への恩返し

大内さんは様々な学校でも講演をされていて、生徒たちに将来の夢を聴くと大半は職業を答えるそうです。

私が通年で授業を担当している高校生も夢がわからなかったり、あっても職業であることが多いです。
私もそうでした。

職業もいい、けどそれだけじゃもったいないよね。

大内さんは前述のとおり、生まれてすぐに病気にかかられたのでご自身の中では生まれてきた時の自分が人生で一番頑張ってきた。
その時の自分が今の自分の見てあの時頑張ってよかったと思えるように、かっこいい大内秀之になるために生きていますと。

大内さんならどうするか?

私の中で響いている言葉があります。

できるか?できないか?じゃないやるか?やらないか?

これを大切にしている。
かっこいい選択はどっちか?
だからやる!
でもね、やらないという選択をすることもあるんです。

本当に何が大切なのか?

明るく楽しく元気よくお話いただく大内さんのやさしさが伝わってきた言葉でした。

大内さんと終わってから少しだけお話させていただきました。

私の今の志は「自分を知り、個性を認め活かしあう共存共栄の社会をつくること」です。

大内さんと話して「僕らの目指していることはいっしょだ!
これからいっしょに頑張っていきましょう!また近いうちにお話しましょう!」
と握手して別れました。

毎朝、目が覚めると自然とこの言葉が自分の中で響きます。

「今日という日は昨日亡くなった方が必死に生きたかった明日」

志は出会いによって磨かれていくんですね。

全身全霊で受けとめさせてもらいました!
これからもよろしくお願いいたします!

大内さんが代表理事を務める一般社団法人フォースタート


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