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3月コンテンツリザルト

エバース町田のお笑い戦士カード


映画

・『黒い家』

今まで見てきたヒトコワホラーの中で一番怖かった。開始15分で悲鳴が出た!

フリ(演出)が全く無いから、ノーガードでホラー描写を受けなきゃならない。半開きのドア、ライトチカチカ、とおくで鳴る音、のようなホラー助走が全くない。
後半は犯人バレしているので、ビビらせるというよりかは「シャイニング」的殺人鬼とのチェイスがメインだった。これもこれでヒヤヒヤして怖い。

編集や音作りも巧みで、真夏に観ていたら蝉の音が厭になっていたと思う。酩酊するようなクラブのカット。

大竹しのぶさんの演技が怖い。特に菰田重徳の病室のシーン。あの"話の繋がらなさ"はゾワゾワする。


お笑い

・真空ジェシカのイベン父ちゃん・北

無限枚あると言われている配信で視聴。
秘蔵のふたりが良かった。下ネタ多かったです。ススキノだから?

・終王ノブ



音楽

ビッグデータ(自分のSpotifyプレイリストのこと)に、3月中に入った曲から4つ。

約4年ぶりにI Dont Know How But They Found Me(iDKHOW)のアルバムがリリースされてました。「INFATUATION」の夢遊感はクセになる。

「M@GICAL☆CURE! LOVE ♥ SHOT!/SAWTOWNE feat.初音ミク」はまさしく平成J-COREで、楽曲からPV(ボカロ黎明期をリスペクトしている作品なのでMVではなくPVと呼称する方が適切なきがする)までしっかり"お約束"を踏襲しているところがいい。

それっぽいエロゲロゴ。
平成J-CORE、スーッと効いて最高なんですが、同時に老いを感じますね……

本とかマンガ


・間宮 改衣『ここはすべての夜明けまえ』

「あたしを愛せないなら、あたしのこれまでの人生を話して」
ブランディが言う。
「それまでの人生が走馬灯のように蘇らなくちゃ死ねないわ」
心の欲求が満たされることはめったにない。

チャック・パラニューク「インヴィジブル・モンスターズ」早川書房

第11回ハヤカワSFコンテンスト特別賞受賞作。

■ あらすじ
2123年10月1日、九州の山奥の小さな家に1人住む、おしゃべりが大好きな「わたし」は、これまでの人生と家族について振り返るため、自己流で家族史を書き始める。それは約100年前、25歳の当時、身体が永遠に老化しなくなる融合手術を受けるときに、父親から提案されたことだった……。人間性から遠く隔たれた“人間”によって語られる、あまりにも痛切な愛の物語。

第11回ハヤカワSFコンテスト 最終選考結果発表 (2023/08/23)
https://www.hayakawa-online.co.jp/new/2023-08-23-180002.html

ネタバレに遭遇する前に読んでほしい!!

SFというより、純文学でした。もちろんSFの要素は出てきますが、あくまで舞台装置的な立ち位置で、掘り下げていくのは世界の仕組みなどではなく「わたし」そして家族、恋人。

この作品の「わたし」は極めて複雑。だからこそ人間だった。
胃下垂で眠れなかった時期を思い返したと思いきや、同い年の作曲者であるOrangestarの好きな曲の話「アスノヨゾラ哨戒班」と「DAYBREAK FRONTLINE」をしたり、棋士・永瀬拓矢の話もする。話題は二転三転。
実際の人間に極めて近い。推敲せずにずっと喋っていればこうもなるだろうといったような。

いや本当にこれ今年のベストかもしれない!!搾取、愛、介護、人間、自殺、生活、「わたし」。レンジが広く、多くの人を射止めるであろう作品だった。
杉田俊介『男が男を解放するために』を読んだときも思ったのですが、結局のところ自分を救えるのは自分しかいない、という文脈が年々強くなっていくのを感じますね。あとアンチナタリズム

・凪水そう『イズミと竜の図鑑』

つくしあきひと先生がオススメしていたので購入。丁寧で繊細なタッチとデザイン、世界観がいい。エルフが住む街のレストランは味が薄い(健康のために減塩)とか、細かい描写が効いてる。
「ダンジョン飯」や「ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り」などもそうなんですが、世界観がしっかりファンタジーな作品結構好きで。探してます。良いのがあったら教えてください


その他

・「昔のインターネット」の精神を取り戻す、HTMLエネルギー運動

おもろかった。

・龍が如く7を買った
ぜったい真島吾朗がすきになるから…
あと8のキングヌーの人がみたいから


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