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indigo la End TOUR 2023-2024「藍衆」 in 栃木県教育会館~2月4日(日)~

indigoが宇都宮に来る!しかも仕事休みの日曜日!教育会館なら近いし、駐車場がある!
私はテンションが上がりつつチケットを申し込み、見事当選した。嬉しい。

 
今日はアンパンマンのパーカーを着て、上に緑色のロングジャンパーを着た。
下は黒のジーパンに、シルバーのスニーカーだ。
indigoはTシャツしか持っていないし、今日は半袖にはならないだろうから、ライブに関係なさげなコーデになった。

 
夕方になり、私は教育会館を目指した。
隣のコンセーレは行ったことがあるが、教育会館は行くのが初めてだ。
道は特に混むことなく、順調に16:30に到着。
教育会館の前は人だかりができていた。入場列もできている。
車もジャンジャン入るし、バスから降りてくる人や歩きの人も目立つ。

 
駐車場は既に混んでいたが、近くの方がタイムリーに駐車場から出たのですかさずそこに入れた。ラッキーである。

 
急いで入場列に並ぶ。
今日は最高気温高めな10度で晴れだったが、夕方はさすがに寒い。風も冷たく、周りからもそんな声が聞こえてくる。
周りを見渡すと、緑色のトートバッグが目立つ。今回のツアーバッグのようだ。
今日緑色のジャンパーを着てきてよかった。色を揃えたようにパッと見は見える。

建物の中がガラス越しに見え、物販の位置を確認できた。まず目指すべき場所だ。

 
16:45開場予定だったが、実際にも時間通りに開場した。
ありがたい。

列が一気に動き始め、私は鞄からチケットを取り出す。電子チケットしかないライブが増えている中、indigoは紙チケットの選択肢もあるのでありがたい。
私はチケットは紙派なのだ。

 
入口から入って正面にはindigoの今回のツアーポスターが貼られ、写真スポットになっていたが、同じポスターは会場の至る所に張られていたため、そこにこだわらなくても撮影を楽しめた。これもありがたい。

物販列は階段の上まで伸びていたがサクサク進み、私はネコさんのトレーナーと黒Tシャツ(ライブ日程書いてあるもの)を書いた。
ネコさんはかわいいし、私はライブ日程が書いてあるTシャツに惹かれる派なのでやはり日程Tシャツはほしい。会場内はindigoが流れていた。

 
グッズを買った後はトイレへ。
なんせ開場16:45、開園17:30と時間はあまりない。女子トイレは長蛇の列でおいおい…と思ったが、列の進みは悪くなかった。
まぁ開園には間に合うだろう。事前にネットで座席を調べておいたし。そう余裕ぶっこきながらXを開くと、友達がどうやらこの会場にいるらしいことが判明した。

なんですと!?

私は慌ててLINEした。やはり来ているらしい。なんと。

 
都合が合えば春にでも会いたい、と言っていた友達だ。
お互いに来週や再来週ライブを控えているから、それが終わったら連絡し、会う日程を決めるべく連絡しようと思っていたら、まさかの展開だ。
相手にはお連れ様がいるらしいが、せっかく同じ場所にいるのなら挨拶くらいはしたい。

トイレが終わった後、私は友達の元へと走った。
まずい、もうすぐライブが始まってしまう。

 
友達と会うのは一年以上ぶりだが、元気そうで安心した。
軽く挨拶し、しゃべった後、私達は慌てて自分の席へと向かった。もう開園10分前なのに私はまだ自分の座席を確認していなかった。

 
私の席は前から10列目くらいで、下手側の端席だった。扉も近いのでラッキーだ。
私はライブや映画の席なら端席で扉が近い席が好きだ。
教育会館は1000人くらいのキャパなので、今日はじっくりと堪能できるだろう。

 
17:30になり、開場が暗くなる。
ステージにおろされたオレンジ色の幕(様々な色の模様が施されている)の内側から、「聞こえますか?聞こえますか?まもなく始まります。」と川谷さんの声が聞こえたので、会場中から声にならないキャーやら声になったキャーやらが聞こえた。
私は目を見開いて声にならないキャーを発する。

 
そのまま川谷さんは、ライブを自然体で楽しんでほしい的なことをもうちょっとかっこよい表現で話していたのだが、栃木県や教育会館というワードも使っていたので、録音したものをツアー中ただ流しているというよりは、毎回ライブ時に生で話している可能性もある。すごい。

 
川谷さんが話し終わると17:30ぴったりに幕は上がり、ステージは青い照明で照らされる。
観客席の人がみんなワァッと立ち上がる。

私の隣の人もつけていたが、今回のツアーグッズには光る腕輪があり、会場が暗くなると水色のそれが非常に映えて美しかった。

一人、また一人…とステージ下手側からメンバーが登場する。
全員が黒っぽい上下の服を着ていた。川谷さんは黒のスーツだろうか。細身で足が長いため、よく似合っていた。今日も安定にかっこいい。

前から10列目くらいのため、肉眼でも十分に川谷さんの顔が見えた。

 
1曲目は「カンナ」
歌詞が後ろのスクリーンに映し出された。ツアータオルがこちらにちなんだものなので、アルバム曲の中でも核となる曲なのかもしれない。 
初めて聴いた曲だが、1曲目から素敵だった。

 
私は最新アルバムを聴いていない状態で今日のライブに来たし、そもそもindigoについてまだまだ詳しくない。
知らない曲だらけだが、それでもライブは楽しかった。知らないからこそ、楽しめるというのもライブにはある。

 
「パロディ」では、男女が同棲していたり、デートをしている映像が流れた。バンドメンバーは出ていなかったから、PVではないのかもしれない。

モニターがないため、メンバーがアップで映ることはなく、照明のみの演出がほとんどだ。
バンド名にちなんで青色が多いが、曲によってはもちろん他色も多々使われた。

何の曲か忘れたが、ステージには階段を上ると二階サブステージみたいなものがあり、冒頭からソファに座りながら歌うシーンがあった。キャー!である。
赤いライトに照らされる姿が素敵だった。

赤といえば、川谷さんは赤いギターを使う曲が多く、青に照らされるステージで赤いギターが目立ち、映えて、それもまたかっこよいのだ。

 
MCはなく、曲終わりに「ありがとう。」くらいを川谷さんが言うくらいで、ライブはノンストップで続いた。
川谷さんは歌い続け、indigoは演奏をひたすらにひたすらにする。indigo  la  Endは実にストイックだ。

それだけ連続で曲を続けてもだれることはなく、ただひたすらにかっこいいのだ。
川谷さんのギタープレイにはいつも惚れ惚れする。いちいちかっこよい。
歌にも演奏にもブレはない。
激しいロックに絵音節炸裂な歌詞と甘く切なさもはらむあの声が重なる。

ただひたすらに、indigoの音を浴びせてくる。
それがたまらなく嬉しくて、所見の曲でも自然に体は動いてしまう。

 
「心の実」はPVを流していた。
この曲が好きなので歌ってくれて嬉しい。
 
その次に歌った「忘れっぽいんだ」もよかった。

 
「ヴァイオレット」は後ろのスクリーンにメンバーのシルエットが浮かび上がる演奏。セピア色の舞台にメンバーの影だけが黒く浮かんでてノスタルジーだった。
それまでずっと照明の演出だったから際立っていた。

 
「Gross 」→「ラブ」 はどちらも映像が流された。
「Gross」は逃げている人(ピンク色で表情のないキャラクター的な)が印象的な映像で、川谷さんのギタープレイがかっこよかった。
「ラブ」は川谷さんとコラボしている人が映っていたから多分PVなのだろう。

 
「ラブ」が終わった後、ようやくここで初MC。
ここまで歌いっぱなしで演奏しまくりなindigo、すごい。

 
MCでは、以前のツアーでも教育会館に来たこと(前回は旅行と重なって行けなかったんだよなぁ…)、前回は完売しなかったこと、今回は完売したことについて触れた。

 
「indigoはゲスト出演がいないし、友達いないんだよね。俺がボーカルってことも知られてないし、川谷絵音っていうと、ゲス?ジェニーハイ?って言われたりするし。
関係者席おさえておくんだけど、関係者誰も来ないから、結局当日券で販売するんだよね。おさえる必要ない気がする。
関係者席っていい席でしょ?当日券の人ー?(機材のある後方の人が手をあげる)あ、やっぱり見やすいいい席じゃん。なんで前売り券買わなかったの?(会場笑い)予定空いたの?あぁそう。」

   
「indigo、周りで聴く人いないでしょ?Xで、こっそり聴いてますとか見るもん。こっそり聴くなよ。」

「今日はみんなぼっち参戦でしょ?学校の昼休みに流れたりしないでしょ?ここはindigo好きしか集まっていないユートピアだから、周りの人と友達になって帰ってね。」と自虐ネタ炸裂な川谷さん。

 
確かに入場列の時など様子を見るとぼっち参戦の方がいた。
だが、川谷さんに伝えたい。

  
私は好きだったアイドルちゃんがindigoをカバーしたからindigoを知ったし
他アーティストのライブ仲間二人がindigoが好きでindigoの話でよく盛り上がる。

indigo好きは私の周りに確かに、いる。

 
MC後、「夏夜のマジック」(聴けて嬉しい)→「春は溶けて」と二曲続けて歌い、ライブ本編は幕を閉じた。

  
 
メンバーが立ち去った後はアンコールである。
メンバーはライブTシャツや長袖で登場。川谷さんはライブパーカーを着ていた。やはり全身真っ黒だ。

 
アンコール前は恒例の物販宣伝コーナーだ。
本編ではストイックにひたすらロッカーだったindigoだが、アンコールはトーク多めでゆるい。

物販はギターの方が担当。
スクリーンにグッズが表示され、それを見ながらの宣伝となる。

「半袖はみんな大好きツアー日程が書いてあるもの。3500円。」
はい、私もツアー日程が書いてあるデザイン好きで買いましたよ。

ロンTやタオルは「カンナ」のPV写真や歌詞が使われているらしいが、歌詞が達筆過ぎて読めないメンバー(笑)
その服を着ているメンバーをじっくり眺める川谷さんがかわいかった。

 
「どこかでバケハ買う予定の人はこれを機に買っちゃえばいいんじゃない?」
バケハは、二色展開。

 
「パーカーは高めだけど、宇都宮市は住みたい都市第四位だからみんなお金持っているだろうし、買ってください。
宇都宮はあれでしょ、最近ヤベェ電車できたんでしょ?栃木の山手線。数分単位で出てるんでしょ?宇都宮の駅右側にあるんだよね。この会場は、左側だよね。」

詳しいなぁ、よく知ってる(笑)
宇都宮ライブは餃子といちごについていじられがちだが、今日はライブ中それらに触れずにLRTや住みやすい都市や宇都宮の位置について話し出したから個人的には大拍手だった。すごい。
毎回餃子といちごしかネタないのはやはり県民としては寂しいのだ。

なお、川谷さんは住みたい都市一位から三位が気になる様子だった。

 
「(ねこちゃんトレーナーは)宇都宮の人なら着こなせるけど、高崎人には無理。」

ねこちゃんトレーナーをまさに買った人。かわいい。
宇都宮になんで詳しいのかな、と思ったら、まさかの高崎人だった。だからか。
群馬人は、栃木が群馬より上だと思っていて、栃木や栃木人を持ち上げがちである(独断と偏見)。
そして隣の県人なので、割と栃木について詳しい。

なお、会場にも高崎人がいたし、ツアーでも高崎回ったし、高崎を下にする発言はよくない、と川谷さんがたしなめていた。 
 

 
光るブレスレットについてはキレイだと触れつつ、「まだ光って(買って)ない人いますね?買ってください。」と話していた。

 
コップ、クシ、ねこちゃんキーホルダー、トートバッグはソールドアウト。

マットとステッカーについてはなんと言っていたか忘れた。

 
 
物販宣伝の後は、ベースの人が、ボーカルが誰かも有名ではないが、ボーカル以外の人も有名ではないことに触れつつ、「わけわからないメンバーでファンクラブ?(だかスマホアプリだか?)をやっていて、月額440円です。毎週色々書いています。」と宣伝していた。

   
また、誰だか分からない話つながりから、ギターの方は以前サウナでファンに遭遇したことを、ベースの方はファンの方に気づかれたが最初はしらばっくれたエピソードを話していた。

ドラムの方は同業者が気になるという前置きをした後、以前エスカレーターに乗った際、同業者の方の楽器が倒れそうになっていたので後ろから支えたりバランスを整えたエピソードを話していた。
相手はそれに気づかずにスマホをいじり続けていて、そんなに視野が狭い人はバンドマンに向いていないのではないかとオチをつけていた。

 
歩きスマホの件を受けて、川谷さんはこんな話をした。

ドラマではコンプラの関係で歩きスマホはしないのだという。何か映像ものを見る時はコンプラの件が気になり、そういった目線で見がちだそうで、先日とある映画を見た時もそうだったらしい。
酔っ払い?の方が自転車に乗るシーンがあり、酒酔い運転ではないかと気になったそうで、映画の内容が入ってこなかったらしい。

なお、川谷さんはネタバレ防止に映画のタイトルは伏せていたが、観客席からタイトルを言う方がいた。
見ている人だと何の映画かすぐ分かるものだなぁ。

 
 
ツアー11日目の栃木公演。
曲も毎回変えているし、後半にまたガラッと曲を変える予定なので、あと二、三回は来てほしい、と川谷さん。
今はデビュー14年目だが、15周年は色々やろうと企画しているし、アルバムも年内に出す予定なので聴いてほしいとも話をしていた。楽しみだ。

 
 
アンコールは「久しぶりの曲をやります。」と前置きがあってから、「実験前」を披露。
この曲、好きなので歌ってくれて嬉しい。激しいロックでかっこいい。

   
その後、「プルシュカ」→「幸せな街路樹」を披露
どちらもスクリーンでは花の映像を流していた。

「幸せな街路樹」を歌う前に川谷さんは、人間には言えない気持ちや墓場までもっていくようなことを
抱えながら生きているが、自分は言えない気持ちを詞や音楽で表現できてよかったと話した。

落ち込んでいた時に自分はむやみに励ますような曲は苦手で、落ち込んでいる時は落ちるような曲を聴いて落ち込むだけ落ち込んで、そしたら後は浮かぶだけだし、そういった曲を作りたいとも。

 
人間は良くも悪くも変わらなくて、地続きで、そんな自分が歌にしたいと思って意識して書いたのが最後の曲だと話した。
初めて聴いた曲だったが、胸に染みるような壮大な曲だと思った。

 
「栃木にまた来るので、そしたらまた来てください。」

MCではそのように何回も言ってくれたのが嬉しかった。

 
 
最後はステージからメンバーと観客席を入れて写真をパチリ。
後にXに上がったその写真を見たら、小さく私が映っていた。嬉しかった。 

 
 
メンバーは会場に深々とお辞儀をし、一人一人が自分の楽器そばにあった青い薔薇を取り、ステージ二階に設置された花瓶に挿し、また会釈をし、セットの扉から出て行った。
私はそこで初めて、薔薇や花瓶があったことに気づいた。
  
最後に川谷さんがステージから立ち去り、ライブは終わった。公演時間は約2時間20分だった。
 
 
【セットリスト】
・カンナ  
・邦画
・夜風とハヤブサ
・愉楽
・そのままの冷たさで
・冬夜のマジック
・芝居
・暗愚
・パロディ 
・心の実 
・忘れっぽいんだ  
・チューリップ
・ヴァイオレット  
・名前は片思い
・瞳のアドリブ
・Gross   
・ラブ  
・夏夜のマジック
・春は溶けて

*アンコール*
・実験前
・プルシュカ  
・幸せな街路樹  

 
 
 
ライブ終了後、私は扉から会場を後にした。
扉のそばにはアンコール時から係の男性(がたいがいい黒服の方)がずらっと並び、なかなかに威圧感があった。

出口に向かって通路を歩いている時、ギターの方かな?が話しているのが聞こえた。
終演後も何かマイクで話したのかもしれない。

 
 
ライブ終了後、初めてindigoを見た友達とライブの感想やindigoの話をLINEしたのが楽しかった。
ライブも音楽も一人でも楽しめるけど、分かち合える人がいるというのは幸せだと改めて思った。








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