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信長公記(3) 信長、元服

 吉法師(信長)は、天文15年(1546年)13歳の時、林道勝・平手政秀・青山与三右衛門・内藤勝介が介添えをして、古渡の城で元服織田三郎信長と名乗られることとなり、そのご酒宴のご祝儀の催しはひとかたでなかった。
 翌年(1547年)、織田信長公は御武者始めとして初出陣
 平手政秀が後見役である。信長公は紅筋の頭巾、馬乗り羽織、馬鎧といういで立ちで、駿河方から軍兵を入れおいた三河の吉良大浜へ手勢をつかわし、あちらこちらに放火して、その日は野営。次の日、名古屋に帰陣なさった。

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