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色彩検定UC級 #4-1

色覚タイプの分類

男性の5%(20人に1人)、女性の0.2%(500人に1人)が色覚異常。
黒人男性では2~4%、白人男性は6~8%。
国内だけで男女合わせて300万人、世界では2億人。

1型色覚

 L錐体の異常により起こる。
 ・L錐体をもたない1型2色覚(1型3色覚よりも色を見分けにくい)
 ・L錐体を持っているが、その感度特性がM錐体に近い1型3色覚

2型色覚

 M錐体の異常により起こる。
 ・M錐体をもたない2型2色覚(2型3色覚よりも色を見分けにくい)
 ・M錐体をもっているが、その感度特性がL錐体に近い2型3色覚

3型色覚

 S錐体の異常により起こる。
 ・後天性の場合が多く、病気の回復によって色覚も元に戻る。

1色覚

L,M,S錐体のうち1つの錐体しか働かない
もしくは、どの錐体も働かないタイプ。
色の違いは判らず、明暗の感覚のみになる。(極めてまれ)

通常、色覚異常とは、1型色覚と2型色覚を指す。

4-2 色覚異常の人が混同しやすい色

1型・2型色覚の色の見え方

赤みと緑みはL錐体とM錐体の反応の差から感じ取れる。
L錐体をもたない1型2色覚、M錐体をもたない2型2色覚では、いずれも赤みと緑みの両方の感覚が生じないことになる。

黄みと青みについてはL錐体またはM錐体のどちらかが働いていれば、S錐体の反応のとの差で「黄ー青」の計算ができるため、黄みと青みの感覚は問題ない。

 色の感覚は「赤ー緑」の軸の方向で縮まっている。
 1型色覚では、L錐体のはたらきが不十分で赤に対する感度は低い。
 1型色覚では、黒と赤を背景と図に配色すると、その表示を読むことが難しくなる。
⇔2型色覚にはそれがない。
(1型色覚と2型色覚では、どちらも赤系と緑系の区別はつきにくい)

振り返り

 1型色覚、2型色覚の人が男性は5人に1人と多い印象を受けた。1型・2型色覚の特徴をつかむ必要があると思った。

 1型色覚はL錐体の異常、2型色覚はM錐体の異常。

 L錐体の異常は赤の色を見るときに影響がありそう。L錐体とM錐体の差で生じる緑系の色は感度が低くなるのが特徴。

L錐体を使う色に関して、弱点があると思った。
M錐体は何のためにある?白ー黒を見極めるため??M=中波長が受け取りづらいのであれば、緑ー青系がしんどいような気もするが…。

L錐体とM錐体の感度の差から生じる色も影響があるはず。

ほとんどが1型と2型で色の見え方が同じということは理解できた。

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