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コーチングがなぜ「オールライフ」なのか②生まれて初めて父親と腹を割って話した話1

前回の記事では、「コーチング」を始めたきっかけやそこで感じたことを書きました。

前回の記事の冒頭部分で、「コーチングは、マネジメントツールではなくオールライフである!」と記載させてもらいましたが、実際に私が行動したことと、コーチングってオールライフだ、と思った実体験を記載していければと思います。

====代表・李さんとの1on1====

コーチングスクールに入って、1ヵ月後にmindset.incの代表でもあり、学校長の李さんと1on1をする機会がありました。
内容は、「仕事のゴール設定」を事前に準備し、コーチング(1on1)を受けるというものです。今でも、その時のことを鮮明に覚えています。

※下記内容は文字数など踏まえて、全文の書き起こしではありません。ご了承ください。

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李さん「じゃあ今日は何を話す?仕事のゴール設定でいいかな?」

新原「はい!そちらでお願いします。」

李さん「そもそもシンバラダイキは何屋なの?プロフィールにはCOOなのかCHROなのか、色々とやっていることは書いてあるけど、自分の中の定義ってなんなの?まず、ここを定義しないと仕事のゴール設定はできないよ」

新原「今、人事領域を中心にやっているのでCHROだと思っています」

李さん「OK、じゃあ、CHROとしてのゴール設定をどのように据えているの?」

新原「CHROとして、ゴールは人と組織の視点から組織のビジョンを達成する、あとは、地方経営者のビジョンを達成するために伴走する、と置いています!」

李さん「それはゴールじゃなくて、そもそものCHROの定義だよね、あと、いきなり地方経営者のビジョンを達成するために伴走するって、CHROの仕事の話でもないし、コンサルティングだよね。
それもコンサルとしての仕事のゴールではなく定義だし、ロジックエラーしている。別にコンサルをやっちゃダメってわけじゃないけど、そもそもの質問の答えがずれているのは間違えです!」(笑顔)

新原「はい(この時点で、確かにそうだな、フィードバックされてはじめて気づいた、、、)

李さん「仕事のゴール設定を複数持つことは悪くはないので、まずはコンサルとしてのゴール設定をしてみよう、どんな感じで上記のゴールが出てきたの?」

新原「実家でも経営をしているんですけど、昔から現状維持というか、お金のこと、両親も愚痴なども多くて、もっと挑戦しろと思ってました。そもそも実家の場合は会社経営のビジョンとかもないですし、本当にそれが嫌で、それを変えたいと思って、この仕事のゴール設定をしました」

李さん「ダイキ、それはゴールではなくて、投影といいますバックグラウンドからくるものは、ゴールではなく「投影」です。過度な一般化です。現状の外のゴール設定をする際に気を付けないといけないのは、「現状」というのは現在だけでなく、過去・現在・未来を含めます。つまり、ダイキが過去の経験から、そういうのは嫌だ、これを変えたい!というのは、現状の外でもなんでもなく、「現状」なんです。これをしっかりと理解してください」

李さん「そして、君が今やらなければいけないのは、「実家」と向き合うこと、です。これが出来れば、今回のセッションで浮き彫りになったマインドエラーが取れてくると思います」

新原(雷に打たれたくらいの衝撃)

新原「実はお伝えしてなかったんですけど、父親とも生まれてから、面と向かってほとんど会って話したことがないんです」

李さん「ダイキならやれるよ!まずは実家に向き合うこと、これやれるかな?この壁を乗り越えて、次また仕事のゴール設定をしよう!」

====1on1後====

これ書いてても思ったのですが、めちゃくちゃロジックエラーが起きてるなと感じます(笑)ただ、当時の自分はそれなりに考えて準備をしていたので、自分自身で考えられる最大のことをしました。

またセッション前と後で自分の内面の揺らぎが大きく起きました。
家族の関係など、一見仕事に関係ないように思えますが、自身の無意識の中で、その過去の経験から作り出された「固定概念」(現状)を捉え、仕事にも強く影響しており、「ロジックエラー」の根幹になっているマインドエラーに気づかされました。

雷に打たれた感じ、脳内にパッカーンとした衝撃があったのは、無意識の中でも、その根幹が言語化されたから、だと思います。

セッション中は上記の文字では表現できていないのがとても歯がゆいですが、現状の私に対して、「わかるよ」等の共感や傾聴はありませんでした。むしろマインドエラーに対して介入が多くありました。ただ、未来の行動に対しては「ダイキならできるよ」という言葉を多くもらいました。

私の次の行動は決まりました。父親と話すということです。


当時の感情は

「向き合わなくちゃいけない、でもめちゃくちゃソワソワする。怖い。」
「でも、向き合った先に新しい自分がある」という確信に近い感情でした。

なので、私の強みである行動力を武器に、1on1が終わって、すぐに広島へのチケットを取り、、、

ではなく、

いかない理由がドンドン浮かんできて、怖さがあって、過去のあまりよくない思い出が思い出されてました。

そんなこんなで1日が経ってしまいました。イメージは、エヴァンゲリオンのシンジ君状態です。「逃げちゃだめだ」ですね。

行動力に関しては自信があったので、ここまで足が止まるか!という新しい自分に出会えましたが

そんな自分かっこ悪いな、と思ったのと、1on1のセッションでもコーチから「出来る!」と言葉をもらったこともあって、覚悟を決めて、仕事にも都合をつけて、実家のある広島へ戻る算段を付けました。


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