コーチング×「認知科学」⑧職業機能の定義について

こんにちは。

今日は、コーチングの中でも「仕事」のゴールを設定するために必要な「職業機能」について書いていきます。

ゴール設定に関する詳しい内容は下記の記事を見ていただければと思います。

簡単に記載すると、ゴール設定をする「領域」は下記8つの領域があり、それぞれ「現状の外」のゴールを設定する必要があります。

仕事:本音のwan toであり、身銭を切ってでも人の役に立つこと
趣味:本音のwant toであり、人の役に立たないこと
人間関係:仕事とプライベートの人間関係
家族:自分の両親、自分が作る家族、自分の子どもにとって、どう在るか
社会貢献:自分の利益ゼロで、自分の重要度の外への貢献(慈悲心のこと)
知性:抽象度を高める、体系知識を身につける学び(生涯学習)
健康・美容:上記のゴールに対して必要な運動・栄養・休息・美容の在り方
ファイナンス:上記のゴールを実現している際の、収入と支出の差額(資産)

上記の中でも、今回の記事は「仕事」にフォーカスしております。
特に、仕事はその生命時間の中でも大多数の方は、「仕事」にかける時間は少なくとも一日8時間の3分の1以上を割いているので、こちらの記事を書いております。

その仕事の現状の外のゴール設定をするために「職業機能の定義」を行うことはとても大切になります。

====職業機能を定義する上で大切なこと====

①「行動していること」にフォーカスする

職業機能を定義をする上で大切なことは

一言で「コーチングを受けるクライアントの仕事における現実世界を定義すること」です。

一般的に、ヒトは

・考えていること
・言っていること
・行動していること

これが不一致になりやすいです。
自分自身も含めて、「〇〇をやりたいです!」と口では言っているのに、実際には行動していることを見てもやってないじゃん!って思うこともありますよね。

そして、「他人」は、考えていること、つまり頭の中を除くことは出来ませんし、言っていることを把握しても、やっている行動は違うよね、というロジックエラーを起こしやすいです。
それは、無意識のレベルで本当にやりたいことなどが本人もわかっていないケースも多々あります。

つまり、「職業機能」を定義する上で、見ていく必要があるのは「行動していること」
このfactを整理する必要があります。この行動を見ていくことで、その人の本当の欲求だったり、本来の「職業」が見えてくるようになります。

②現実に最も工数・時間を割いている業務を特定する

「営業」と一口でいっても、

・新規営業⇔既存営業
・toB⇔toC
・無形商材⇔有形商材

など、様々な属性があります。

新規営業といっても、リード獲得からするのか、リード獲得はマーケ部隊がやり、商談からクロージングの部分をやる、などがあります。

また、商談からクロージングを行うために日々、資料を作りその情報収集に時間を割いている、のであれば営業の中でも実態はリサーチャーになっているケースもありますし、そのような準備はせずにとにかくその場の一発勝負をして成約をあげるのが好き、ということもあります。

つまり、普段の自分の業務(一週間程度)で無意識的にも無意識的にも、自分が最も時間を割いている「行為」は何か?を特定することが大事で、それこそが「自分らしさ」「want to」である可能性が高いのです。

③職業機能を定義するための具体的な手順

具体的に、下記のステップを踏んでいくと見えてくるかもしれません

①自分って何屋さん?(営業?人事?企画?。。。。)

②求人表に書くとしたら何を書く?(経験知識スキル)

③その中で拘ってきたことなに?(最も時間と工数をかけたこと)

④①~③とwant to(エフィカシー)がどのようにリンクする?

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<下記は職業機能を定義出来たら>
⑤④をもとにゴールを設定する、ゴールを設定する上で大事なのは「抽象化」「自分の上位互換は?」などの問いかけを自分にしていく。

===最後に、職業機能を定義するのがなぜ大事なのか===

この職業機能を定義することがなぜ大事なのか?
それは「現状の外」のゴール設定をするためには、「正確に」現状を知る必要があるからです。

現在地を正しく理解できていなければ、ゴールを立てたとしてもどのようなルートで目的地に行けばいいかわからなくなりますよね。

この現在地を正しく理解するために、仕事の現状の外のゴール設定をするために「職業機能」を定義する、はとても大事なのです。

基本的にコーチングにおいて、仕事の領域では職業機能を正しく理解するから始まります。

自分の職業機能ってなんだろう?少しでも興味があればお気軽にご連絡ください。

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