正解ってなんだろう?

私は転職を4回して今の会社にいるけれど、その職歴の中にはそれはそれはもうえらいことになっている会社さんもあった。

社名は当然言えないけれど、その当時、イケイケドンドン!CMバンバン!ってな感じで当時は名前出せばすぐ、えー!?って言われる会社。

まあしかし、中に入れば銭ゲバの嵐で不夜城の巣窟。担当案件で1秒単位で売上監視をさせられ、少しでも目標からショートすると上司からチャットが来てリカバー策を考えろの雨霰。必死で考えるわけだが、今度はそれをやろうとするとまあ出るわ出るわ、システム障害の嵐でございます。無理な納期で無理なことをやってもらってるわけだから、そりゃしゃーないでしょうよ。

すり減りにすり減って、人格も無くなっていくわけです。上司から僕らが詰められる、僕らが現場を詰める。地獄ですな。そして挙句には、内部通報ですよ。あれはパワハラですと。結局、メンバー何人かも私自身も精神的に追い詰められて休職した。

まあ、そうなれば、そりゃあ、言われた方は嫌でしょうし、「ダイキチさん、あの時怖かったですよ」って未だ飲んだ時に言われる。ごめんよ。そりゃそうだよ。そりゃ受け取る方嫌だよね。

と、大いに反省して転職した先では、周囲とのコミュニケーションには細心の注意を払っておりました。ちゃんと感謝されるし、円滑だった。顧客にも信頼された。一定の成功体験も積めた。何より、自分が自然体でいられる(以前の記事にも書いたが基本的に私は放任主義なので、あーだこーだ人に言うのはそもそも苦手なのである)ことをすれば良いというのは大きかったのだ。

だが、今新たな壁にぶつかっている。紙一重の話じゃないが、放任主義と事なかれ主義は実は表裏一体であり、そのリスクが顕在化しているのである。

何がいけなかったんだろう?いや、知る人ぞ知る名ドラマ、「モンテ・クリスト伯」で悪徳刑事部長を演じた高橋克典氏の台詞を借りるならこうである。「どこで、どうしてこうなった〜?」。後悔先に立たずと言えば、そうなんだけど。もう今年はそんなのばっかり。私も人に言ってる場合じゃなくて、ターニングポイントなのだろう。

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