無題

【詩】 君に ……

一人じゃなくて 二人の夢を 見られたなら
           ボクたちは きっと 笑っていられた
                     ……そう、だよね?
君は君の夢を追いかけようとしたとき どうしても
           二人の夢が邪魔になってしょうがなかった
                     ……そう、だよね?
だから ボクたちは離れた お互いの夢のために
           ボクには他に夢などなかったけれど
                     ……そう、だよね?
いま君はどう思っている?
           離れてよかった? 間違いじゃなかった?
                     ……そう、だよね?
ボクは 未だに分からないんだ 君を手放したこと
           本当に後悔していないのかな
                     ……そう、であって欲しい
でも ボクの信じる愛って きっと
           誰かを縛るためのものじゃないから
                     ……そう、であって欲しい
だけど 繋がっていたら 叶わない夢って なんだろう
           本当に愛されていたのかな
                     ……そう、であって欲しい

……そう、だよね きっと分からないのはそのせい
           本当に愛されていたのか
                     ……そう、分からない
本当は 君と恋が始まってさえ いなかったのかもしれない
           だから君との恋が始まる前に
                     ……終わりたくなかった
君と ちゃんと恋をして 別れたかったんだと思う
           ボクたちはきっと恋などしていなかった
                     ……そう、だよね?
一人の想いじゃ 二人の恋は育めないから
だからボクは君にいつか愛されたい
                     ……そう、であって欲しい

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