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スタートアップの、想いの詰まった福利厚生をまとめてみた

1000人以上のキャリア相談に乗り、100人以上の転職を支援してきた黒岡です。

今日は、スタートアップの「福利厚生」についてnoteを書いてみようと思います。

私は、福利厚生ってその会社の「色」が出るなと思います。

出来るだけ、福利厚生費等はかけずに、給与で還元したいという会社もあれば、福利厚生費として敢えて捻出する事で、従業員へのアクション(社内交流や学習等)を促したり様な会社もあります。

そこで今回は、面白い福利厚生を提示しているスタートアップをまとめてみました。

上場企業などは資金的余裕があり福利厚生が豊富にあるケースがあるので今回は対象とせず、スタートアップのみで、特徴的な福利厚生制度を設けている会社をまとめてみたので、ぜひみていただけると嬉しいです。

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スタートアップ企業の中で、福利厚生を最も充実させている会社なのではないでしょうか?

創業当初から「何をするかでなく、誰とするか」「社員を幸せにすることに重きを置き、その結果顧客ファーストに繋がる」という考え方を持った会社です。

その理念の元、働きやすさと働きがいの両方を感じれる会社を実現するべく、創業時から月に1つ福利厚生を作り続け、2024年3月時点で、ついに100個を到達されたとの事!すごい。

個人的に面白いと思った福利厚生が「推しがiyell

なんと、社員同士で「推し活」に参加するために有給休暇とは別に、休暇が付与されるとの事。

確かに、好きなものが一緒だったり、一緒にその好きなものを体験した経験は社員同士の心の繋がりになりますよね。

こう言った施策がきっかけで、社内での相互連携や理解が増え、事業の成長に繋がることもあるかと思います。

あなたの会社でも導入したら効果のある福利厚生が100個のうち1個はあるかと思うので、ぜひ参考にしてみてください。

RABO

「すべては、猫様のために。」をミッションに掲げる「Cat tech」スタートアップ

猫様の為の事業を手がけ、猫様の生活をテクノロジーで見守る「Catlog®(キャトログ)」シリーズを展開しています。

CXOにも「Chief Cat Officer(最高猫責任者)」を据えるほどの熱狂ぶり。代表の伊豫さんのご家族のブリ丸ちゃんがCCOには就任されています。

そんなRABOさんの福利厚生がこちら。

なんと、オフィスには猫様同伴可。

同伴された猫様はちゅ〜る食べ放題。しかも、猫様のinstagramの閲覧等は業務の範囲としています。

なかなかオフィスに愛猫を連れて行ける環境はないですよね。

ただ、猫様は飼い主が仕事ばかりしてると構ってアピールをしてくるので、ワーク・キャット・バランスをしっかり取るのが重要かもしれません。

【参考】私が仕事をしていると必ず構ってアピールをしてくるもふみ

mento

コーチングtechのmentoさん。

「夢中をふつうにする」をビジョンに掲げてコーチングのプラットフォームビジネスを展開しています。

そのmentoさんの福利厚生がこちら。

従業員本人だけでなく、その家族やパートナーもコーチングを会社負担で受けられるのは有り難いですね。

家庭を持っている場合は、仕事をする上で自分だけでなく家族も心身ともに健康的であるのが重要なので。

ラフール

「メンタルデータテックで全人類を笑顔にする」をパーパスに掲げ、適性検査や組織改善ツール、研修プログラムなど、ウェルビーイング経営をサポートするサービスを展開するスタートアップ。

創業当初から、「健康経営」の実現に向けて取り組まれてきただけあって、社員の健康にも非常に配慮された福利厚生を導入されています。

その中でも面白いなと思ったのが「花粉症手当」

◾️花粉症手当の内容
・病院の診察費、処方箋代を会社が全額支給。
 ※約5,000円/回、上限回数なし
・高級ティッシュ、高級マスク、目薬などの現物支給。

これは、花粉症を持ってる人にはめちゃくちゃありがたい制度ですよね。

毎年春の時期は、多くの人が花粉症に悩まされ、実際花粉症のせいで生産性が下がり、従業員一人当たりの年間平均生産損失額は6.7万円、十名いれば年間67万円もの損失額になるとも言われています。

社員が毎日できるだけ健康に働くことは生産性の向上につながり、結果的に業績向上にも繋げられるので、こう言った福利厚生は素晴らしいですね。

ゆめみ

「優秀なメンバーが夢を実現できる、自己実現の場を目指す」事を社名の由来としてビジネスを展開する「ゆめみ」社。

「BnB2C(B and B to C)」という法人向けのデジタルメディア・Webサービス・公式アプリの立ち上げと成長に関連した支援事業を展開されています。

そんなゆめみ社は、社員のキャリア自律・自己実現を非常に重視していることがわかる人事制度(福利厚生だけでなく)を数多く導入されています。

例えば、給与自己決定制度などは、まさにその典型でしょう。

市場評価を参考にしながら、会社に対して自分が提供する価値をきめ、希望年収を提示するとの事。

なかなか、運用が難しそうですが、従業員一人一人の納得感を大事にされてるのが伝わってきますね。

また、X Premium(Twitter Blue)月額課金支援制度もあるとのこと。
確かに最近はSNS経由で営業や採用のリード獲得につながることも多く、会社として支援してSNSの活用を支援していこうとされているのがわかります。

それも従業員個人の自己実現に繋がっていくのでしょうね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はスタートアップ・ベンチャー企業の福利厚生についてまとめてみました。

資金的にも時間的にも余裕がないスタートアップにおいて、福利厚生は会社の従業員への「意思の表れ」だと思います。

これだけが良い会社の基準ではないと思いますが、「どんな福利厚生を導入されているか?」は企業選びの参考にしてみても良いかもしれませんね。

もし、スタートアップや大企業内スタートアップ等についてカジュアルに話を聞いてみたいという方がいれば、ぜひお声かけください。


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