明日
明日はこの世にいないかもしれない。
もしかしたら今この瞬間に死ぬかもしれない。
自分も、あなたも。
だから伝えたいことは伝えたい時に、
やりたいことはその時に、
そんなことをあの日自分に誓った。
それでも、どうしようもなく怖くなった。
平等に、突然にやってくるそれは本当に怖い。
覚悟したって現実に触れれば、
全てを思い出してしまう。
それでもそれでも、この誓いだけは。
いつもにこやかに穏やかに。
座って微笑んでましたね。
居眠りする姿、可愛らしかったですよ。
お菓子を食べる姿も。
子供慣れしていない姿も。
いつもお菓子をくれてありがとう。
小さい頃、一緒に野球をしてくれてありがとう。
小学生用のプラスチックのバットは貴方には小さすぎましたね。
でも、本当に楽しかった。
血は繋がっていなくても、
貴方からしたら又甥でも、
僕からしたら大切な祖父です。
涙はずっと枯れることはないでしょう。
それだけは許して下さい。
本当にありがとうございました。
ゆっくり休んでね。
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