僕は吃音者。8
夜8時。ある公園へおにぎりとみそ汁、ゆで卵等を持って「居るかな~~~。」と、最近、二カ月ほど会っていないおっちゃんをいるかどうかわからない状況の中、行ってみた。
「あっ!いたいた!」
夜なので暗い中、うっすらと公園のベンチにいる。一人ではなく二人だ。しかも、一人は初めて見るおっちゃんだ。このおっちゃんは寝泊りする時はこの公園ではなく別は公園で寝泊まりしているみたいだ。夜中は不審者に間違われ警察官が来てよく職務質問をされていると味噌汁と飲みながら話してくれた。
そのおっちゃんも吃音者のようだ。
僕も吃音者なんですよ。と何かいう雰囲気でもなくどもりながらも話す。僕もどもりながら話す。お互いに「吃音してるな・・・」と思っていてもそれを口には出さない。会話の中でそれは関係ないんだ。そこは重大な欠点でもなくマイナスの要素でもない。その言葉を聞き、おっちゃんたちと短い時間だけど会話を楽しむことが大切なんだ。
でも、いろいろと思いを巡らす・・・・吃音が原因で外で住んでるのかな?吃音の大変さを知っているから。個性かもしれないけど、実際は意外と大変なんだよ。そのおっちゃんに炊き出しのお知らせのチラシを渡したが来なかったな。。。また、いつか会えるかな。
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