子ども相談室

「なんでえ、人は人を殺しちゃいけないんですかあ?」

人が人を殺しちゃいけない理由なんて存在しない。多分模範解答としては、我々は生きていくために社会を作っていて、それを維持するために「お互いを殺し合わない」というルールを守らないといけない、という感じだろうか。でも子どもはそんなの理解できない。

一番やばいのは、そんなこと考えるなんて!と感情的に訴えることで、根拠のない倫理を押し付けると、禁忌を犯したい欲求を強めてしまう恐れがある。だったら、殺されたくないなら人を殺すな、と言った方が伝わる。それも殺されたくないって前提が共有できるなら。

一番の問題は「人を殺しちゃいけない」という前提で答えると、戦争との矛盾が生じてしまうこと。忌むべきものだとしても戦争は存在しているし、こいつのせいで説明がややこしくなる。戦争を絶対悪と捉えると歴史の教育もできなくなるので、「人を殺しちゃいけない」という前提を考え直さなきゃいけない。

子どもに答えるなら、理屈を重ねるだけでは理解されない。中途半端に感情に訴えても逆効果。であるなら、むしろ死とは恐いものだということを、本能的に植え付けるほうがいいのではないか。「人を殺しちゃいけない」を前提にせず、子どもに死の恐さを教える答え。

「うっせえ、誰が人を殺しちゃいけないなんて決めたんだ! てめえからぶっ殺してやろうか!!」って答える。

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大熊信

上野から浅草通り無限遠

大熊信(だいくましん)。東東京在住の編集者、ライター。たまに写真。cakesやnoteをやってるピースオブケイクという会社にいます。最近聞いた一番面白い話は「"坊主憎けりゃ袈裟まで憎い"の対義語は"シスターのことが好きなので下着をください"」です。

コメント2件

なるほど。それくらい不穏な方がいいんでしょうね。
私は一言「法律で決まっているから」だと思います。人殺しは法律でダメと決まってますが、死刑は法律ではOKです。良い悪いは全て法律で決められてしまってるのです。とにかく…………
人を殺すのも殺されるのもやだよぅ( ;∀;)ウッ
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