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第4回世界弓道大会(愛知・名古屋)観戦

日本の伝統文化、伝統武道の弓道。
今回初めて弓道を間近で見る機会を得ました。

しかも、弓道の世界大会という、一生に一度お目にかかれるかどうかの絶好の機会。去る2月29日に地元の愛知県名古屋市にて開催された。

弓道をやっている友人から教えてもらい、早速観戦に行ってまいりました!

世界大会パンフレット

「会場:日本ガイシホール」
何年ぶりだろうか、昔にミュージシャンのコンサートで足を運んだ、旧 レインボーホール。思い出すあの興奮、氷室京介、レニー・クラヴィッツ、今井美樹と槇原敬之…

日本ガイシホール外観

コンサートのことは、さておき…
会場は大きなドーム。これからどんなことが繰り広げ得られるのか、ワクワクしながら待ちます。



◯ 参加国25カ国

オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、フィンランド、フランス、ドイツ、香港、イタリア、リトアニア、ルクセンブルグ、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、ポーランド、ルーマニア、シンガポール、スペイン、スウェーデン、スイス、台湾、イギリス、アメリカ、日本

日本から遠く離れた地で、日本の伝統文化に興味を持ち、日々志している人がなんて多いことでしょう。改めて自分自身の置かれているありがたい環境に気づきました。

弓道はヨーロッパでとても盛んのようです。現に、参加されている国がヨーロッパ圏が多いです。その中でもドイツ🇩🇪は強い国だそうです。

イタリア🇮🇹も弓道が盛んとのことです。弓道を志すイタリア🇮🇹人は、弓道を通じて、精神性を学び日々の生活へ取り入れている。いい加減なイタリア🇮🇹人を見ると憤りを感じるのだそうです。


今回は、弓道をしている友人のお師匠様が近くに座っていました。ありがたいことに、その方からいろいろな情報を聞いたり、武道について深い知見を伺うことができ、とても貴重で有意義な時間となりました。


◯ 大会会場

私が座る側の席は満席である。友人曰く、観客席は500人分しか用意していないのだそうだ。反対側の観客席はガラ空きなので、まだこれから観客が入るのかと思っていたら、立ち入り禁止らしい。

大会会場

なぜなら、選手は写真手前の床に立ち、私たち観客に背を向けて、緑のマットを超えた先の的めがけて矢を放ちます。選手が放った矢が観客席に飛んでいってしまったら一大事である。

ということで、反対側の観客席には人をいれていないのであった。よーく考えれば当たり前だが、弓道ならではのリスク回避なのだと理解した。



◯ 特別演武「薩摩日置流腰矢指矢」

今回の弓道世界大会のもうひとつの楽しみがありました。それは、ある演武を見るためです。

 薩摩日置流腰屋指矢は鹿児島見出水市に伝わる日本で唯一の戦陣射法です。この射法は、槍隊を敵陣深く送り込むため、まず、大将の号令で、横一列に並んだ射手は、折敷の姿勢でそれぞれ10本の指矢を矢継ぎ早に射込み、敵を威圧・動揺させて、敵の気勢をそぎます。
 次に、腰の「えびら」より矢を抜き、奇数、偶数の射手が体を低くした姿勢で交互に前進しながら、矢を放ち、敵陣に肉薄し、最後は弓を槍に替えて突っ込みます。

弓道世界大会パンフレットより抜粋

こちらの団体の演武を見る機会はなかなか得られないようです。このような大きなイベントでしか見られないとのこと。そもそも、見せ物のために活動をしているのではないとのことです。

受け継がれてきた文化と心を、ただただ継承するため。それ以外には、なにも必要がないのです。

甲冑を見に纏い、足並みを揃えて動く
始めはしゃがんでの射法
終えた後の退場の様子


次回は、特別演武「薩摩日置流腰矢指矢」と、世界大会の競技観戦を見た感想をお伝えします。

日本の文化、魂を心に持とう!


最後までお読みいただき、ありがとうございました😊

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