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俺とギター 第4話

リベンジするのか しないのか

以前購入して、3か月で手放してしまった「Fender Acoustasonic Telecaster」
もう一度チャレンジするかずっと悩んでいる。

あの頃売っていたのは

アメリカ本国製で、ものすごく気合の入ったギターだった。以前からFender社は、アコースタソニックシリーズを色々出してはいる。

Fender Telecoustic

フェンダーテレコウスティックは、ボディも厚くエレキ用のピックアップもない。確かピックアップ付きのモデルもあった気がするが、そのピックアップはテレキャスターのフロント用で俺には使う気がしなかった。テレキャスのボディシェイプにしたアコースティックに申し訳程度にピックアップを付けただけのように見えた。

世界中に愛好家がいるテレキャスだから

メーカーも色んなタイプのテレを出している。他メーカーも追随するようにテレのボディシェイプを模して似たようなのを出している。しかし本家も含め爆発的に売れるということはなかった。

エレキ+アコギの難しさは

ターゲットを見据える事にあるのではと思う。ただボディをテレにしたアコギを出しても、少し変人のアコギ弾きが買うかもという程度にしかならない。かと言ってエレキのテレのボディをアコギのように空洞にするのは、当時の技術では無理だったのだろう。もちろんエレキのテレにもホロウボディと言って、中がザックリ空洞になっている物もずっとラインナップにはあるし、一部のギタリストには好評を博している。でもこれだとアコギの音は出ない。あくまでもセミアコをテレのボディにしましたってだけの事なのだ。
問題はブリッジ下にアコ用のピックアップがあるかどうかなのだ。

Gibson ES-335

写真のGibson ES-335のようなセミアコは、主にジャズギタリストが使うギターだ。これをテレのシェイプにしてもジャズを演奏するのは似合わない。ホロウボディのテレは、ロックンロールやブルースギタリストが好む。俺も1度買ったことがある。それはP90タイプのピックアップが付いていて、甘い良い音がした。俺の周りのギター弾きはみんな欲しがったが、ハードロック一筋の俺には、あまり使い道がなくタビーズを通して知り合いの宝物になった。

acoustasonic

現在販売されているアコースタソニックは、結構世界中で受け入れられた。メーカーも次々と派生モデルを出してきた。ストラト・テレに加え、ジャズマスタータイプも出ている。どうも本気で売りたいようだ。テレのアコスタも次々とボディ材に新しいものを投入してきている。しかしその度に価格が高くなっていく。買えない・・・。俺としてはあくまでもエレキが主体で、スパイスとしてアコギサウンドが欲しいだけなのだ。
それにスイッチが複雑すぎて、ステージ上で思った音を出すのがすごく気を遣う。何とかならんものか。

と 思っていたら・・・

出た!シンプルなヤツが!!
しかも10万以上安い。製造をメキシコにして、コストを下げ回路も簡略化が図られている。これならステージで慌てなくても済む。まだ中古は出てないだろうと思いながらも、デジマートで探してみたら、案の定新品ばかり。その中でも一際安いのを見つけた。未使用で税込み132000円はどう考えても安い。どこの店かと思ったら、なんとタビーズギターじゃないか!いつでも見に行けるけど、この値段だと恐らくすぐに売れてしまうだろう。いまこれを書いている間にも売れてしまうかも知れない。

まあ、ギターは一期一会なので、売れたらしょうがない。でも迷う。

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