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俺とギター 第1話

ずいぶんたくさんのギターを買ってしまった

親父からの中学の入学祝はギターだった。「中学生はギター弾けなアカンらしいぞ」そう言われて必死で練習した。お陰でそれなりに上手くなった。

今までに買ったギターは

おそらく40本を超える。高いのから安いのまで様々だが、どちらかと言うと安物のギターが好きだ。俺は元々何を買っても使う前に改造の事を考えてしまう。いや、むしろどのように改造しようかを考えてから、アイディアがまとまったらギターを買うと言った方が正解かも知れない。

特注もやってみたけど・・・

何本買っても満足しなかった俺は、やっぱり特注で思うようなギターを作ってもらうしかないと考えた。北海道にある工房へイメージ図を送って、電話で細かい打合せをしながら10か月かかって作ってもらった。中古の車が買えるくらいの金を払ったが、届いたときにはこれで俺のギターの旅も終わると思った。しばらくはそう思っていた。

ところが・・・なのだ

半年もたたない内に、「あーすれば良かった。なんでこーしなかったのか」と色々思い始めた。もう一度北海道に送って修正してもらおうかとも思ったが、それを決断するのにはかなりの時間を要した。

鯖江にできたタビーズギターが

今までにないような本格的なギターショップで、店長はギターの知識がとても豊富で、FenderやGibsonとも太いパイプを持っている頼りになる人物だった。色んな事を相談している内に、店長は俺の音楽的嗜好性やギターの好みなどをうまく引き出して、あれやこれやと勧めてくる。何度か買ってしまったが、結局1本も残らなかった。

当時のタビーズギター

続く・・・

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