企画・運営しているYouTubeチャンネル「未来に残したい授業」のHPができました！！

ここには数々の奇跡が詰まっています。まず、サイトを制作してくれた柳瀬幸恵さんとYuji Ozakiさんという存在。お話を聞かせてくださる方々の存在。そして、チャンネルを見てくださる方々の存在です。（2021.6.12現在、560名の方々がチャンネル登録をしてくれました！涙）

私は川崎という街で育ち、私立中学校に進学し、中学2年の夏に中退。その後地元の公立中高に通い、アメリカの高校に留学、そして日本の私立大学に進学しました。

それらの経験から、私たちの社会には「生まれ」による大きな差が存在し、それを乗り越えるのは簡単ではないことを知りました。

自分が生まれた場所は、たまたま運がよかっただけで、もしそうでなければ私は好きなように進学したり、本を読んだりはできなかっただろうと気づいたのです。

そうした自身では選べない運によって、機会や結果が半ば運命づけられてしまう事態をこのまま放っておいてもいいんだろうか？

子ども達に、「そういうものだから、あなた達は恵まれていてよかったね」で終わらせてもいいんだろうか？と自問し、もっとできることがあるんじゃないかと考え、インタビュー対話形式で叡智をお持ちの方々にお話を伺うYouTubeチャンネルの立ち上げを思い至りました。（大前提に、インタビューという行為が私自身にとってすごく楽しいという動機ももちろんありますが）

活字は、音声や動画よりも対象者を絞ってしまいます。活字を好んで読む人は、一定層・一定数に限られるからです。「読んで学ぶ」という行為には、能動的な姿勢や胆力が求められます。それが可能な人は、ぜひ今後もし続けるべき、とてもとても大切な行為だと私は思っています。

一方で、活字は苦手だという人でも、動画や音声という形だったら頭に入ってきやすいかもしれないし、それを見聞きして「おもしろい！もっと知ってみたい！」と感じるかもしれない。そうじゃないかもしれないけれど、万が一にでもそういう可能性があるならばやってみなければ……！という思いが、今している行動の根本にあります。

私は、今まで出会ってきた人や考え方、読んできた本に大きな影響を受けてきました。自身がいい影響を受けたそうしたものたちがより広まれば、未来はもしかしたら少しだけよくなるのではないかと考えています。

と同時に、まだ知らないことも、考えられないことも、山のようにあることも実感しています。

人は、知ったことからでしか考えられません。知らなければその範囲でしか考えられないし、考えられずに物事を決断したら、自分が選んだ「一つ」の反対側にあるものに思いを馳せられません。できる限り、そうはならないようにしたいし、そうではない大人が増えたら世界は少し今よりいい場所になるんじゃないかと考えています。

その実現のためには、まず私自身が知り続けなければならないし、知った上で考えられるようにならなければなりません。まだできないからこそ教えてもらい、広めていく。そうした働きかけの積み重ねが、格差の是正にもつながるのではないかと思っています。

「学問」は、「学び・問う」という漢字から成り立っていますが、私の中ではこれは「知り・考える」とほぼ同義だと考えています。そう考えると、学問にできることはまだまだたくさんあるはずです。

その入り口になり得るきっかけは出来るだけいろいろな形で開かれているほうがいいし、そうあるべきだ！という私の思い込みに賛同し、協力してくれる方々が存在する奇跡が、このHPサイトだし、このチャンネルです。

「小さな泡が、大きなうねりになる」という言葉を数日前に、現在制作中の書籍の著者さんから聞きました。協力したり、視聴してくれる方の存在に、私も似た思いを感じています。

その奇跡に感謝して、これからも「もっと早く知っていたかった！知れてよかった！これは未来世代にも受け継ぎたい！」と感じる方々や、その論考をお届けし続けたいです。

もしいいなと思ったら、チャンネル登録をどうぞよろしくお願いします🙌

（柳瀬幸恵さん、Yuji Ozakiさん、本当にありがとう！！チャンネルを覗いてくださった方も、本当にありがとう！ ！　みなさんの存在は、私たちはきっと、今ある社会のいい部分は受け継ぎ、そうでない部分はよりよいほうに変えていけるはずだと思わせてくれます。でも、もし何もしなかったら今あるままになってしまいます。その力のほうが優位らしいです。それを慣性の法則と言うそうです。最近学んで驚いたことの一つです。慣性の法則に逆らって、一緒に頑張ろう！！）