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獣医師になってから、牛専門で病気の治療と繁殖管理に従事している。ひょんなことから仕事の…

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獣医師になってから、牛専門で病気の治療と繁殖管理に従事している。ひょんなことから仕事の傍ら研究を開始し、博士を取得する。来年に独立し、開業を目指している。大学の研究員も継続する予定で、獣医系フリーランスの道を突き進む。 http://www.daimode.info/home/

最近の記事

動物病院を開業して半年が経ちました

開業前の準備の過程を書き留めるつもりで、noteを少しずつ書いていましたが、いざ開業前になるとあれやこれやと忙しく、ほとんど記事を投稿できなくなってしまいました。半年を振り返り、少し時系列を書き留めてみようかと。 1月:退職し、開業。家畜人工授精所の認可に時間がかかる。さらに大学の研究員も兼任し始める。 2月:集金システムの確立、納品書、請求書など各種書類の作成のイロハが分からずに四苦八苦。経理に詳しい妻が堪らずに手伝い始める。 3月:実習生を受け入れる。初めてのカルテを共

    • 健康保険証が到着!

      新しい健康保険証が届きました。 以前持っていた健康保険証は退職時に会社へ返却しなければなりませんでした。健康保険に加入するには、国民健康保険か全国健康保健協会(協会けんぽ)の継続加入の二択しかありません。 国民健康保険の保険料は自治体により異なるそうで、調べた所、協会けんぽの保険料の方が安かった。なので、協会けんぽへ継続加入しました。 これで家族も一安心です。 ですが、肝心の仕事の方は事務仕事がまだまだバタバタしています。経理の知らない事が多いなぁ。

      • 産業動物診療施設資金貸付制度による融資の問い合わせ③

        産業動物診療施設資金貸付制度による融資の決定通知がありました。日本政策金融公庫に提出した診療施設整備計画などの各種書類が審査され、無事に融資が決まったのだ。嬉しい! 今回は超音波画像診断装置と顕微鏡の融資で申請していたので、見積額計約200万円の8割である160万円の融資を受けることになった。金利は0.3%だし、据置期間も2年ある。かなりゆっくり返済できるので、資金繰りに余裕ができました。 お金を借りる大変さ、資金繰りの重要性を実感しました。

        • 法人カードがやっと来た!

          やっと来ました、法人カード!年末年始に跨ったことに加え、手続き不備が一度あったので、手続き開始から発行まで1ヶ月半もかかってしまった。バカ正直に、起業したての個人事業主って形で申請したのも審査に時間がかかってしまった要因だろう。 やはり審査を早く済ますには、会社員時代に、兼業の形で申請した方が良かったのだ。それにしても、長く待っていた分、とても嬉しい!! さて、早速設定し、使用します。まずは、会計ソフトのfreeeに法人カードを登録!続いて各種支払い先を法人カードに変更!

        動物病院を開業して半年が経ちました

          動物病院、始動しました。

          不安な気持ちでスタートした動物病院の開業。牛の往診専門なので、内覧会なんてものもありません。 退職前からお世話になっている農場へ行くと、いつものように人工授精、受精卵移植、子牛の診療と、たくさんの仕事が待っていた。農家の方も、従業員もいつも通りの対応で、不安は一気に吹き飛びました。そうだよな、立場は変わっても僕の仕事、人間関係は変わらないんだよな、と感じてやる気が漲ってきました。 とはいえ、まだ準備不足の部分も多く、夜は妻と遅くまでミーティング。診療車の不備もあるし、農家

          動物病院、始動しました。

          ドタバタと退職し、開業した話

          計画通りに退職しました。とは言っても、ドタバタと時間に追われるように、ですけど。 前日は少し酪農家に挨拶回りをして出勤。残された書類や身辺整理を行なった。それから所持品の撤収作業。全て終わったら21:30になってしまった。。。 退職日は診療車を返却し、パソコン内の書類を整理して、本部に向かう。本部では退職に伴う事務手続きの後、辞令を受け取り、皆さんに挨拶をしました。 再度診療所に戻り、最後の挨拶やらやり切れなかった診療車の掃除をしてようやく帰宅。 帰宅したら、医薬品や

          ドタバタと退職し、開業した話

          出張なのか、お礼なのか、それとも見学なのか

          今の会社で最後の出張へ行かせてもらいました。内容は、牛群管理の指導についての研修会。講師が先に開業した会社のOGだったので、挨拶と共に話も伺えました。 また、出張先が初任地の近くだったので、これを機にお礼行脚へ。現在は酪農家になった恩師の獣医や、初任地の診療所の先生方にご挨拶。助言も激励もいただき、胸が熱くなりました。夜は退職された先輩獣医も交えて会食。楽しい夜を過ごせました! 翌日は、これまた先に開業したOBが務めるロボット搾乳のメガファームへ見学に。仕事の仕方から牧場

          出張なのか、お礼なのか、それとも見学なのか

          現地確認やら納品やら設定やらお礼やら取材やら

          一日有給休暇を取って動物病院の開業準備にあてました。残務処理もまだ多く残っているので、やるべきことをこの日に集めに集め、結果、てんてこ舞いな1日。 まず、午前中は家畜保健衛生所の職員に来てもらい、動物の診療施設開設に関する現地確認。同時に、人工授精所開設に関する現地確認も併行していただきました。まだ未整理の部屋を写真に撮られ、恥ずかしい思いをしました。事前に整理しておけば良かった。。。 続いて、医薬品や備品の納品が続きます。 午後になってから、超音波画像診断装置の代理店

          現地確認やら納品やら設定やらお礼やら取材やら

          精液と受精卵の発注も完了

          あけましておめでとうございます。丑年が終わり、寅年になりました。 付き合いのある知人たちに、年賀状で開業する旨を伝えた所、問い合わせがあったりしました。そろそろSNSでも白状してみようかしら。 さて、器具機械、医薬品に続き、性液と受精卵の発注も完了しました。以前から付き合いのある会社から、2種の性液と2種の受精卵を注文しました。僕のお客様はほとんど自分の窒素ボンベを持っているので、必要最低限のみのラインナップです。 これで大体の物品は揃うはずです。残りは日用品など、コレ

          精液と受精卵の発注も完了

          ビジネスカードがまだ来ない!

          会計ソフトはfreeeにしようと思っているので、出来るだけ明細が残るようクレジットカードで決済したいと思っている。なので、ビジネスカード(法人カード)の申し込みをしたのだが、なかなか発行されないので困っている 申し込んでから7日ほど経ってから、初年度だからキャッシングができない旨の手紙が届き、口座情報を書き、銀行印を捺印して返送した。それから10日ほど経ったら、またお手紙が来た。今度は、口座情報の訂正印が、銀行印と異なっていたからやり直せと書いてある。くー、確かに口座番号を

          ビジネスカードがまだ来ない!

          器具機械、薬品の発注を開始

          これから年末年始を挟んでしまうため、1月初旬に器具機械や薬品が揃うよう、早めに発注を開始しました。付き合いのある動物用医薬品卸業の2社に予め見積書を出していましたので、比較して発注をします。 実家が商売をやっていたので、少なくとも2社から見積もりを取り、比較する重要性は分かっていました。同じ器具や薬品であろうとも、実際には値段の違いが大きくありビックリ。見積もりをもらっておいて大正解でした。 それにしても、細かい仕様の違いを比較しながら医療用機器や薬品を選ぶのは本当に大変

          器具機械、薬品の発注を開始

          一人親方の獣医師が労災に加入するための苦労話

          働いているなら労災保険にできれば加入したい。労災に加入するメリットは大きいからだ。今回、産業動物獣医師として労災に加入しようとして大変苦労したので、その過程を書いておきたいと思う。 まず、中小の事業主も、個人事業主も条件が合えば労災へ特別制度加入ができる。僕も産業動物獣医師を立ち上げるに当たって、労災へ特別加入しようとし、色々調べてみた。 まず、労災の特別制度加入のしおりを読んだ。中小事業主等用、一人親方その他の自営業者用、特定作業従事者用、海外派遣者用と分かれているので

          一人親方の獣医師が労災に加入するための苦労話

          診療施設整備計画が知事に認定された

          12/6付で申請していた、診療施設整備計画書が無事に千葉県知事に認定され、12/20に認定書と共に通知が届いた! 診療施設整備計画を認定する旨が書かれた認定書には、千葉県知事の名前と角印が押されている。この紙1枚をもらうのに約1カ月も時間を要したと思うと感慨深い。 早速、産業動物診療施設資金貸付制度で融資をお願いしている日本政策金融公庫に連絡を取り、この認定書を送付した。うまく行けば、これで診療整備に関する部分について、負担額の80%を0.30%という低金利で融資が受けら

          診療施設整備計画が知事に認定された

          開業獣医師の説明会

          保険課の先生から開業獣医師と指定獣医師についての違い、診断書の書き方、提出方法、金銭の流れについて説明をしていただいた。どちらも、診断書を書いて報酬を得るが、金銭の流れが異なるようだ。 まず、開業獣医師。こちらは、まず診断書を書き、農家に請求を行う。次に請求書と診断書を農業共済組合へ送り、審査を受ける。そして、診断書の共済金の9割が農家に振り込まれる。つまり、開業獣医師は先にお金をもらい、農家は後から補填される。農家の負担額は1割だ。 一方、指定獣医師では、診断書を書いた

          開業獣医師の説明会

          退職が承認された!

          机の上に封筒。「何だろう?」と、開けてみる。退職承認通知書であった。読むと、退職を承認したと書かれている。 承認されないことなんて無いだろうに… 退職日は本部に出勤するよう書かれており、さらに印鑑、保険証、社員証を、持参するようにと。各種事務手続きがあるのだろう。

          退職が承認された!

          恩人への挨拶

          車での出張のついでに、お世話になった恩人の先生へ退職の挨拶へ伺った。 僕の仕事を大変良く評価してくれていて、退職について残念に思っているようであった。またいつでもNOSAIに戻ってきてくれ、と言っていただいた。 恩人の家で酒を酌み交わしながら、一緒にした仕事、これからのNOSAI団体の方向性、組織論と話をしつつ気が付けば28時。話は尽きないが、一眠りして別れた。所属は違えど、また遊びに行きたい。 他にも挨拶をしなければならない恩人も多い。時間を見つけては足を運びたい。今

          恩人への挨拶