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子どもが喜ぶアニメ day44

4/26 (Fri.)
#66日ライラン day44

とある平日、夕飯時。
私は今日のニュースが見たかった。
平日で、ゆっくり座ってテレビを見れるのは、ほぼ、夜のこの時間帯だけ。

しかし、天気予報が終わって7時のニュースが始まると、次男の目と手が止まってしまった。
事件の裁判結果や災害が起きた現場の様子など‥長男は興味深く見ているが、次男にはまだ刺激が強かったよう。「こわいからチャンネル変えて!」と言われてしまった。
しょうがない。消そう。
とした瞬間、パッと長男にリモコンを奪われた。
次の瞬間、画面はEテレに。

おぉ!っとボーイズの歓声が上がる。
懐かしの「おしりたんてい」が放映中だった。

ちょっとちょっと、ご飯中ですよ。
夕飯時におしりはどうなの。
「いける!こぼさんとちゃんと食べるから!すぐ食べ終わるから、見せて!」
押し切られてしまった。

彼らが、おしりたんていシリーズを読み始めたのは幼稚園児の頃‥もう五年ほど前になる。
顔がおしりの紳士探偵、最後に、犯人を追い詰める時のお決まりのわざを初めて見た時は、衝撃すぎて本なんて絶対買うものかと思ったが。
そこから、何故だか8冊も持っている。
テレビアニメも、録画して、しばらく毎週楽しみに見ていた。
いつからか、子どもたちの読む本やアニメの好みも変わって、見なくなっていたのに、久々に見たら思いがけず楽しかったようで、最後まで視聴。
夕飯も無事に食べ終えた。

何だろう、この感じ、
若い時に好きだったアイドルを、もう卒業したと思っていたのに、思いがけずテレビで見かけたら、やっぱり好きだった‥とまたファンになった感じ?
知らんけど。

おしりたんていは25分のアニメだ。そこから続いて、アニメ「はたらく細胞」が始まった。
「はたらく細胞」、聞いたことはあったが、見るのは初めてである。原作漫画?も見たことがない。
ただ、2年ほど前に、長男の友だちがアニメ版を見て、すごく気に入っている、とその子のお母さんから聞いたことがあった。
アニメで、しかも体の中のことを学べるんでしょ。細胞や体の内部の働きがキャラクター化されてたら、子どもたちは興味持つだろうし、楽しくアニメ見ながら覚えるなんて一石二鳥。そう思って、私もワクワクしながら見た。

バシュッ!
ウワァー!!

あれ、思ってたんと違う‥
次男がかたまった。

予想以上に、キャラクターが大人っぽく、バトルがリアルで、そして血しぶき(?)が血しぶきっぽかった。

次男はあの鬼滅のアニメも、ちゃんと通して見たことがない。ファーストシリーズや映画アニメが大ヒットした時はまだ幼稚園児だったこともあって、私たちも積極的に見せようとしなかったし、長男が少しずつその辺をクリアして、今では平気で鬼との闘いを見れるようになってからも、次男だけは、そうした、血が飛び出る、とか、胴体が切り離される、といったシーンから距離を置いている。
「なんか怖いし気持ち悪いのに見てしまいたくなるから、見たら思い出してしまって怖い」とちゃんと正当な理由を言う。流行りのMVなども、刺激が強い映像だと「なんか怖い」と言って自分から避けるので、親としてはある意味安心かも知れない。

「オレこれ見ない‥」
食べ終わった後のお茶碗も下げずに、テレビから離れていった。
長男はと言うと、
「え、こんなんなんや。え、やば!うわ、こえ‥おー。わー、Tキラー細胞や!」
と言いながら、気づいたら次回分を録画していた。
次男は多分見ないだろう。
今のところは。

2人が仲良く並んで、ゲラゲラ笑いながら見るアニメ、堂々の第一位は、「トムとジェリー」である。
あれも相当乱暴なもので、最初の頃は全然好きになれなかったが‥あんまりにもボーイズが喜んで見るので、近頃は感じ方が変わってきた。これについてはまたいつか書きたい。


ふと見ると、おしりたんていも録画予約されていた。また仲良く並んでゲラゲラ見るのだろう。おしりを‥。


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