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202103 私的90年代USオルタナ

ギターマガジンの2021年4月号
USオルタナ特集にアンケートで参加させていただいたのですが
まったくまとめられずで...

最も人生で影響を受けた90年代USオルタナから
3枚選ぶって企画


いやー苦しかった

91年の1年だけで3枚を選ぶのすら大変なのに

なので俺的裏テーマとしては91年作品を外すことで成立させたのよ
誌面に載せたものは嘘偽りなく俺を形作る3枚です
でもそれと戦えるくらい個人的に重要な作品がいっぱいあってな



このnoteもキリがなくなるので1アーティスト1作品で載せていきます
ひとりよがりの自分史的振り返りですので
記憶違いなどご勘弁を

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初めに

俺にとって90年代USオルタナの音楽的魅力を

・メジャーコードとマイナーコードを曖昧にしてそこをメロディのみに委ねる独特の曲想


・ニュージャックスウィングをヘビーにしたような踊れるリズム


・FUZZの歪み

これらを
パンクバンドとしてやっているクールさ
にあるような気がする

あと大事なこととして
これ以前
UKとUSのバンドには今よりもっと曲や音に文化的断絶があった
(メタルとU2みたいな)
(日本はもう絶望的に遅れてたので割愛)
だけど
このあたりのUK、USのバンドたちにはそれがなかった
インターネットがまだない時代に
それでも海を越えてクロスオーバーして影響し合ってた
新しいアンダーグラウンドな音楽
批評家も先輩たちも何が起きてるのかあまり分かってなかった

でも俺たちは革命が起きてるって分かってたんだよ


・Never Mind / Nirvana


親父と旅行に行った帰り道の渋滞中にラジオから流れてきた

ドンシャリな音とダブルを多用した冷たい音作りに
初めはメタリカの新譜かと思った
でもすぐ気づいた

あコレやばい
超やばいやつだ
とんでもないやつだ
って

パンク以来なかったハマれる音にやっと出会った瞬間

ドラムと声がとにかく圧倒的だった
他の曲も聴きたくて次の日すぐ買いに行って
案の定ハマった
それ以来ずっとハマってる

カートにしかできない特殊な循環コードと
そこを通すのかーってやられまくるメロディ
転調をメロディの背骨だけで一本に紡いでいくのがとんでもなく好き
MVも笑っていいんだかなんだか分からないのに超かっこよかった
その後大人気になり
俺たちを仲間外れにしてたクソバンドたちを駆逐してくれた恩人

しぬなよばか
生きて時代遅れになってコケにされて
それでも鳴らしてくれよ
伝説になったらやつらの思う壺じゃないか

Smells Like a Teen Spirit

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・Green mind / Dinosaur Jr.

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