基本情報技術者試験の参考書をどう選ぶか
わたしは2023年5月に受験して合格しました。
技術評論社のキタミ式かイメージ&クレバー、どちらか気が合いそうなほうを選ぶといいと思います。
ちなみにわたしはイメージ&クレバー派です。
勉強した期間は 30分~60分/日 をたしか二か月くらい。
わたしは技術評論社の本が好きなので、技術評論社の本についてしか書きませんが、他社の参考書が好きな方は好きな本を選べばいいと思います。
技術評論社の基本情報技術者試験(以下FE)向けの参考書は、
合格教本
イメージ&クレバー(おすすめ)
キタミ式
の三つがあります。
そのほかに副読本がありますが、あまり必要ないかもしれません。
わたしは上記一冊+過去問題集を一冊やって科目ABともに7割以上とれました。
※FE受験前にITパスポート&情報セキュリティマネジメント試験合格済みです。
基本情報技術者 合格教本
合格教本は各項目がコンパクトに書かれており、網羅性が高そうな雰囲気があります。シラバスと見比べていないので実際に網羅しているかはわかりませんが、上記三冊の中では一番みっちり情報が詰まっています。
この本の最大のポイントは特典の「問題演習Webアプリ」です。
わたしはITパスポート、情報セキュリティマネジメント試験のときに「問題演習Webアプリ」を使って問題演習を行い、試験で8~9割以上点数がとれました。
この本を選ばなかった理由は、内容があっさりしすぎだと感じたからです。「試験のために内容を丸暗記するだけでいいんだ」という人にはいいと思いますが、用語や概念の意味・理由などを具体例と図をまじえて勉強したい場合は不向きです。
イメージ&クレバー方式でよくわかる かやのき先生の基本情報技術者教室
白いネコのイラストが表紙の本書。
毎年ネコのイラストが違う。
令和6年版からタイトル表記が
栢木先生 → かやのき先生 に変更。
ほどほどに図、表、イラストがあり理解しやすいです。
フォントも読みやすくインプットに最適だと思います。
おすすめ。
キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者
技術評論社のFE向け参考書の中で一番やさしそうな雰囲気をまとっている本。
出版社サイトのサンプルを見てもらえばわかると思いますが、とにかくイラストが多いのが特徴で、文章は軽い雰囲気を出すための無駄な言葉が多いです。
それが好きな人には向いている本だと思います。しかし、
文章はクドクド余計なことばかり書かれている
イラスト内の読みにくい手書き文字が用語の説明役を担っている
という部分がわたしには合いませんでした。
パラパラ読むだけで時間と体力が削られます。
基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集
合格教本のwebアプリがあれば科目Aは十分だと思いますが、それ以外の参考書を選んだ場合は演習量が足りません。
IPAの試験は過去問からの出題が多いらしいので過去問をこなすのは重要です。
この本か基本情報技術者過去問道場で演習するのがおすすめ。
科目Bの「アルゴリズムとプログラミング」はこの本だけで対策ができると思いますが、感覚がつかめない場合はプログラミング言語のチュートリアルなどを体験してみると試験用の疑似言語を理解しやすくなります。
「情報セキュリティ」は参考書と基礎的な情報リテラシーがあればだいたいわかります。
「アルゴリズムとプログラミング」の勉強は紙に書きながら、変数になにか簡単な値(1とか2とか)を代入して計算を追ってみると捗ると思います。
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