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10/7(土)「性をテーマとした語りと即興の実践」場の安全のための工夫について



「性をテーマとした語りと即興の実践」というイベントを企画しています。

性(あえてテーマをしぼっていません)について語ったり人の話を聞いたり即興を観たりすることで、色んな価値観に触れたり気づきを得ることができる場を目指しています。

性的マイノリティや性暴力被害者等に対する差別や二次加害が存在する社会を生きていて、この企画を進めることに躊躇いはありました。(今でも、もし危険度が高いと判断すれば中止する選択肢は完全には捨てていません。人命より優先されていい演劇なんてない、と思ってます。)

それでも、性に関する話題や表現に蓋をする以外の道を模索したく、企画を進めています。自分が自分の人生を生きる中で、「性」というテーマは完全には切り離せないもの、自分の人生に存在しているものだと感じています。もし他にもそのように感じる人がいたり、このテーマで共有したい体験があったり、気づきを得たい人がいたら、この企画はそのような人にとって何か持ち帰ることができるものがあるのではないか…という思いがあります。

そこで、できるだけ安全性のある場づくりにすべく、自分たちの知識や知恵を振り絞ってできることは提案・実行しました。
・その場にいる人が安心してその場にいられるように、チラシに共有事項を設けたり対話のルールのようなもの(当日配布)を作成。
例えば
・チームの中で共通認識を持って、何かあったときに対応できるように勉強会で知識のインプットをするとともに、差別的発言や二次加害などが起きた時の声かけや退場の促しなどのロールプレイを行った。
・出演者以外に「場づくりのサポート」という立場を設けた。何かあったときに対応しやすように。
・リソースが少ない中でも学びあえるように、稽古で性に関する作品シェア会を複数回行った。(読んできた本・記事・自分自身の体験などをシェア。)
・支援につながる必要がある人用に、支援機関リストを作成し、当日に配布。
・しんどかったり外の空気を吸いたいときなどに途中退出等が可能な旨を共有。
などなどです。

このように対策をしているとはいえ、当日予想外の出来事に企画側が対応しきれなかったり、すべての人が納得できるような対応はできない、といったことになる可能性はあります。

そのため、お客様側の声を拾えるようにアフタートーク(お客様も挙手をすれば発言できる。人数が多い場合全員が話せる保証はできませんが…)を設けたり、終演後にフリーな時間を設けて出演・企画側の人間に声を届けてもらうことも可能な場の設計にしています。

ご興味ある方、お時間ある方、ぜひ当日の場をご一緒できたら嬉しいです。
場の進行などについて当日しっかり説明の時間を設けていますので、語りや即興のイベントが初めての方もお気軽にお越しください。
本当に、本当にお待ちしています…!

下記詳細になります!
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『性をテーマとした語りと即興の実践』

テーマについて語り、時に即興表現を試行することで、考えを深めたり視野を広げることができる場を目指しています。
語りのパートについては、出演者・お客様ともに語ることができます。(人数の都合上、希望者全員が語れるとは限りません。)また、語りたい人が挙手する形ですので、自分は語りたくはないが人の話を聞きたいという方もぜひお越しください。

●日時
10月7日(土) 14時・18時
各回約90分
※開場は開演の20分前になります。

●場所
高円寺K’sスタジオ本館
東京都杉並区梅里1-22-22パラシオン高円寺B1-100号
丸の内線東高円寺駅より徒歩5分
※新館ではないのでご注意ください。

●出演者
daira
海原優騎
佐竹謙伸
石巻遥菜
ゆうり(獣の行進)
福本桜

●場づくりのサポート
よしこ

●音響・照明・受付
会原実希

●宣伝美術
森口大和

●料金
2500円

●共有事項
画像をご参照ください。

●予約
https://forms.gle/CuEKThNKTRD7joh69

●お問い合わせ
narrative.improvisation@gmail.com


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