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#003 DAISプロジェクト×ヒロミさん 「問う」ということ

2021年後期のDAISプロジェクトに参加した、ヒロミさん(近藤ヒロミさん)にお話を伺います。
リフレクションパートナー(内省支援で参加者の変容を促す役割)として参加したヒロミさん。チームメンバーにも、そして自分にもひたすらに「問い」続けた2か月半は、彼女にどのような変化をもたらしたのでしょうか。

【インタビューを受けてくれた人】
ヒロミさん(近藤ヒロミさん) 50代 製造業 チーム名:チームD
【インタビューした人】
あっきー(坂本亜紀)

百聞は一見に如かず。DAISプロジェクトに参加してみました!

Q:DAISに参加したきっかけを教えてください

以前、部下がDAISに参加していて、セッション1の午前中だけ見に行ったことがあったんです。たくさんの企業が集まっていてビックリしました。そして部下もすごくがんばって参加していて、大変そうだなーって(笑)
それが最初に感じたDAISのイメージでした。

ある日、リフレクションパートナーとして参加しないかって声をかけてもらいました。「できるかな」とめちゃくちゃ不安でしたが、部下と同じ話題もできるし百聞は一見に如かずと思って参加を決断。結果、とても良い経験になりました!

「答えは相手が持っている。私に必要なことは”良い問い”をして、如何に相手に気付きを得てもらえるか。」ということを、国家資格キャリアコンサルタントを取得するときなどに勉強して学んではいたのですが、DAISを通して、「問いが大切ってこういうことか~!」と実感できました。

「どうすればいいのか」から「どうしたいのか」へ

Q:具体的に「問いが大切」と実感した出来事がありましたか?

プロジェクト開始前に、リフレクションパートナーのキックオフがあったのですが、「問うということ」がどういうことかについて考える時間がありました。なのでずっと頭には引っかかっていて。

そんな中、プロジェクトも中盤に差し掛かったころ、「リフレクションパートナーである私自身がどうしたいのか」を問われたときに、「あれ?何だろう???私、何がしたくて参加したんだっけ?」となりました。

リフレクションパートナーは「参加者じゃないからプロジェクトに対して意見は言わない → 特にすることはない」と、最初は簡単な解釈で考えていましたが、途中からそうじゃないなと。でも「どう”すれば”いいか」がわからなかった。

そんな時に「どう”したい”のか?」を問われて……。考えた結果、私自身が自己開示・自己一致させないといけないと思いました。「まずは自分が着こんでいる服を脱いで(比喩)自分をさらけ出せば」という話になって。その次は「どうすれば服が脱げるかな」と考えて考えて。よし宣言しようって。「思っていることを私のI(アイ)メッセージで伝えます。服脱ぎまーす!」ってメンバーに宣言しました。

そして、回りくどく言っても伝わらないんじゃないかと思い、「私はこう思う」ってストレートに伝えることにしました。

Q:チームは変わってきました?

メンバー数名が「私も」って追随してくれて「実は私……」という話がたくさん出るようになりました。メンバーが本音を出してくれるようになったんです。
それがうれしかったです。

きっかけは「ヒロミさん自身はどうしたいのですか?」という問いからでしたので、やっぱり「問い」って大切だなと実感した出来事です。

「問い」とは何なのかを自分に「問う」

悩むこともたくさんありました。
例えば、プロジェクト途中から本業が忙しくなり、最後まで参加しきれなかったメンバーがいました。一度、時間をとってお話できる機会があった時に、仕事の悩みなどを共有できましたが、忙しい彼にどこまで踏み込んでいいのか。踏み込むのは自分の自己満足じゃないか。ずっと自分に問い続けました。

Q:問う力は向上したと思いますか?

自分に余裕をもって、相手のことをよく理解して、いい問いを投げかけるためにどうしたらいいのか。それを常に自分で考えるようになりました。要は、「問いとは何か」を自分に問うているところです。
前までは思ったことをポンと口に出していたけれど、今は、相手は一人一人違うから相手のことを良く見て理解した上で、この問いはこの人にとってどうかな?受け入れてもらえるかな?って感情的にならず考えてから口にするようになったと思います。

チームって楽しい!

Q会社に持ち帰った学びはありますか?

うちの会社の口癖が、若い人もそうでない人も「忙しい」なんです。口開いたら「忙しい、忙しい」って言うんです。「忙しい」ってまぁまぁネガティブな言葉ですよね。DAISのように、もうちょっと楽しく元気に、皆がお互いちゃんと開示しあって仕事ができるといいなと思い、大急ぎで教育体系を組み立てているところです。

みんなが利他的に相手のことを理解するようになれば「忙しい、忙しい」も減ってくるんじゃないのかなぁと思います。

最近、行動変容という言葉をよく使いますが、忙しいと思っている自分から行動を起こさないとそれは変わらない。例えばDAISに参加すると一時的に忙しくなると思うけど、越境学習で自分をアップデートさせることも一つの行動です。

Q:DAISに参加して、社会や世の中の見方で変わったことはありますか?

1つは「女性起業家」「子ども食堂」という言葉がニュースやSNSで発信されていると「あっ!」と見てしまう。このワードにアンテナを張っているのか、無意識に目がいくようになりました。

今の会社は65歳が定年退職。タイムリミットも視野に入ってきました。残りの時間で自分には何ができるか?逆算して、できることを可能な限りやりたいんです。

それは自分のことでもあり、会社全体のことでもあります。今いる若手社員にこの会社に入ってよかったなって思ってもらいたい。今、仕事してるだけで満足してない人も多い中、その人たちが満足してもらえる仕組みづくり、気付いてもらえるきっかけ作りをしたいです。

社員みんないい人なのに、口癖が「忙しい」じゃもったいないですよね!

小豆島フィールドワーク:とりあえず寝転んでみた

もう1つ、今の部下が入社するまで16年間、一人で採用と研修の仕事をしていました。なので今、初めてチームで仕事をしています。最初は部下個人のこともなかなか理解できないし、チームで仕事をするっていう経験自体も大変だった。でも、今の部下とチームで仕事して、チームでDAISプロジェクトを経験して、チームってすごく楽しいっ!と思っています。

まだ実践できてないけれど、社内に研修サポートチームを作ろうと思っています。人材育成に興味がある人を集めて、どういう研修をしたら、他の社員に研修に興味をもっているのか一緒に考えるチーム。できたら、社内外で異業種交流会も開きたいな。

リフレクションパートナーの醍醐味

Q これからリフレクションパートナーとして参加する方にメッセージお願いします

人が好きであればオススメします。逆に人とどうコミュニケーションをとったらいいかわからない方も、成長できると思います。

モノではなく、人間相手なので思い通りにならない、答えがない面白さがある。答えは自分が持ってると思いがちだけど実は相手が持っているので、最後まで結果がわからない。そこが魅力です。

DAIS理事長の月原さんの言葉を借りるなら、メンバーが仏様の本体ならリフレクションパートナーは後光。メンバーがより輝くためにリフレクションパートナーがいる。
(※2021後期のアドバイザー月原さんによるフィードバックで「提言の中身は仏像でいうと仏様本体。提言を彩る色々な要素は後光。」という比喩があった。)

メンバーを生かすも殺すもリフレクションパートナー次第です。気付きや学びがないとメンバーは不完全燃焼のまま。やっぱり最後は「問い」なのかもしれません。

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