Les Halles de Lyon - Paul Bocuse

装い新たな食の殿堂で
星付きレストランと同じ食材を見つけよう！

パリやマルセイユからのＴＧＶが発着する国鉄駅やショッピングセンターがあるパール・ディウ(Part Dieu)。リヨン国立管弦楽団が本拠とするコンサートホールなどもあるフランス第二のビジネスエリアです。そこにそびえ立つリヨン新市街のシンボル、「Tour Part Dieu（別名クレヨンcrayon鉛筆ビル）」。そのすぐ北西の一角に「リヨンの胃袋」、リヨン中央市場(Les Halles de Lyon - Paul Bocuse)があります。ここは、プロの料理人と同じように一般の人も自由に買い物を楽しむことができる常設市場です。

１９７１年にプレスキル（ローヌ河とソーヌ河に挟まれた中州Presqu'île）から移転したこの屋内市場。近年、老朽化が進んだため改修工事を行い、ガラスのファサードになり、新たにリヨンが誇る料理人、ポール・ボキューズの名を冠して新装オープンしました。

１３５００平方メートルの広大な建物に、５０余りの知る人ぞ知る食材店、レストランが集まっています。食材の集散地らしく、腸詰、内臓、クネル(quenelle)、淡水魚、カエル、ブレス鶏(volaille de Bresse)といったリヨンの名物から、トリュフ、キャヴィア、オマールといった高級食材まで取り扱っています。また、すぐに食べられる数々の惣菜や、チーズ、ワイン、ショコラ、パン、パティスリーといった日常の食べ物のほか、イタリアやスペインの食材や珍しいスパイスなど、ありとあらゆる、美味しいものが揃っています。その上、リヨンの星付きレストランで出されるような食材も簡単に手に入ります。仕入れに来る有名シェフやお忍びでやってくるリヨン市長に会えるかもしれません。

美味しいものが好きな人にとって、ここはまさに「食の殿堂」。ちょっと寄ったつもりが、ついつい何時間も長居してしまったという人がたくさんいます。覚悟して来てくださいね。

information

Les Halles de Lyon - Paul Bocuse
102 cours Lafayette 69003 Lyon
http://www.hallespaulbocuse.lyon.fr
Métro B : Part Dieu

Mémo

冬になると、５軒あるオイスターバーが大人気。チーズ屋さんは頼めば真空パック(emballage sous-vide)にしてくれます。