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キンコン西野作、絵本「ほんやのポンチョ」から学ぶラグビーコーチングの真髄

今年の3月頃、

大学院を卒業しました。(そのままニュージーランドへ行き、現在WCのため帰国中)

その時に、大学内にある本屋(毎日そこで椅子を用意してもらい本を座り読みしてた)のお姉様たちから、卒業祝いとしてある絵本を頂きました。

その絵本の名前は、

「ほんやのポンチョ」

読んだことない人もいると思うので、

詳しくは書きませんが、

簡単なあらすじとして・・・

ポンチョは本屋さんです。ポンチョは何も気にせず、自分の本屋の本を読むのに夢中です。ついには、売り物の本の好きなページに折り目をつけ、線を引き、メモを書きいれたりしてしまいます。ポンチョはこれでは売れないと笑っていましたが、ある日、女の子がお店を訪れます。女の子が選んだのは、ポンチョが印を書き入れた「しるしぼん」でした。「汚れて売れなくなった本だよ」と謝るポンチョに女の子は、「この本とっても面白い」「印のおかげでポンチョのドキドキワクワクがよくわかる。世界に一つだけのとっても素敵な『しるしぼん』」といいます。ポンチョは、売れなくなった本だから持ってきな、というと、代わりに女の子は犬のぬいぐるみをくれたのでした。間もなく町の人たちは噂を聞き、列をなすようになります。みんな前からポンチョのみているところが気になっていたようです。そして、しるしぼん」で店は大繁盛になっていたのですが・・・・この後の話は、実際に購入して読んでみてください!!

この中で僕がとても気になった部分は、

この女の子の

「この本とっても面白い」「ポンチョのドキドキワクワクがよくわかる。世界に一つだけのとっても素敵な『しるしぼん』」と言ったところ

そして、

多くの方が、

その「しるしぼん」

つまり、

ポンチョの視点を求めるようになったところ。


購入した人が

その購入した本を

過去に一度読んだことがあるかどうかわかりませんが、

今まで線や折り目が入っていなかったら、

おそらく、見えなかった情報が

線を引かれることによって

面白いと感じるようになったのです。


ここから僕は、

全く同じ本でも、読む人によってストーリーが違う。いや、ストーリーが一緒だとしても、認知の仕方が人それぞ違う!!

と言う事を学びました。

さらに、認知に興味を持ち、

認知について勉強すると、

人間は過去の経験からしか物事を理解できない

と言うことを学びました。

だから、

新しい情報が入って来た時に

そんな経験ないとか、

俺は違うとか、

とその情報を認める事すらできないのです。


これがきっかけに、

実は、

僕は本を読む時にレビューを

10個くらい読むようにしています。

いろんな人の視点や意見を先に頭に入れてから

本を読まないと過去の自分の感覚でしか、

過去の自分の視点からしか、

本を理解できない・・・・

つまり、

悪い言い方をすれば、

過去の自分を肯定するような

本の読み方しかできないということ・・・

そして、それに満足してしまう・・・

視点が多くなれば、

得られるストーリーも増える・・・


今では

「視点の数が多い人が勝つ」

とも思っています。


こんな事を理解するようになってから、

僕のコーチングは180度変わりました。


言葉一つ、

映像一つ、

色一つ、

見えているモノ、

聞こえているモノ、

感じているコト、

全て全く同じ物質だったとしても、

同じ現象であったとしても、


選手それぞれの経験、文化によって

選手それぞれ認知の仕方が違う。


だからこそ、

彼らの経験や文化を尊重しなければ!!

ってなったし、

寄り添い、

ゆっくり話を聞くようになっていきました。


試合中や練習中に

テレビゲームを操作するように

指示したり、

できない事を怒ったり、

一切しなくなりました。


選手の経験をみて、

その選手の中の

感覚を探るようになってきました。


僕にとって

コーチとは、

常に選手の

思考域、感覚域、体感レベル、知識レベル

に適応し、合わせることが

最も重要なことであり、

真髄であると

思っています。


最後に、

もしよかったら、

この僕の物事の視点が

あなたのコーチングの足しになる事を

心から祈っています。


そして、

「イベント告知」

日時:10月5日

場所:T&A株式会社(阪急烏丸駅三番出口)

イベント内容:2019年ラグビーワールドカップ

「日本vサモア」パブリックビューイング✖︎就職活動」

会社のお偉いさんもお招きしております。

費用:学生:無料

   社会人:1000円

来て頂いた方には、

ニュージーランド、

オーストラリアで

ラグビーコーチとして活動している

僕の視点を伝えられたらなと思っています。

また、

当日は、

皆さんと視点の共有ができる場になり、

全員が新しい視点を

持って変えれるようになったら良いなと思っています。

それでは、

皆さん

お会いできること

心より楽しみにしております。

もし興味がある方は、

以下のメールアドレスまで、

daisuke.matsuura999@gmail.comまで








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