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知らなかったハートのお目目。

月に一回、平日に地元の人(お客さん商売をしている人など)に向けての自然観察会があります。お客さんがあってなかなか参加できないのですが、いける時には出来るだけ参加している寿庵オーナーです。で、そこで得た知識は自分のものにして、いかにも知ってますって顔をして、お客さんに説明いたします(笑)。

先日は初めての歴史の勉強会でした。役場にお勤めで、文化財研究の方を専門にされている若手の方が講師を務め、色々とお話を聞かせていただきました。干支に出てくる動物を例えに、話題を提供。

子丑寅‥の干支がありますが、例えば‥「子」年(ねどし)に建立された阿弥陀堂の話題とか、壬「寅」(みずえのとら)の年に死んだ、池田輝澄と妻が殿様墓(阿弥陀堂横の墓)に入っているという話‥といった具合に大山寺エリアにある史跡を回りながら説明いただきました。

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ここに全部記載するとたくさんの話題になりすぎる(というより歴史の話が苦手なので頭に入ってない(涙))。でも、一つ、これだけはお客さんに教えてあげたいことを今回ピックアップです!

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大山寺の山門前で説明を受けていますが、こちらの山門には金剛力士像がいますね。そして、ここでは、「亥」の猪目の話題になりました。猪目って知ってます??私はちょっと言われてもピンとこなかったのですが、古来から使われている図柄でハートマークにとても似ています。というよりハートマークそのもの!

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あれですあれです!ほら、ハートですね。言われて山門をじっくり見るとあちこちにハートマークがあしらわれていました。

ちなみに、これは蟇股(かえるまた)。

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かえるの股のように下方に開いた建築部材のことを言うようですね。へー、蟇股って初めて聞いた。これからは意識して、建物を見てみなきゃ!

で、猪目ですが、なんとこんなところにも!!!

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視線を感じるその先に、金剛力士像!マッチョでハンサム!お目目をじーっと見ると‥。

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いや~ん、ハート。知らんかったなぁ‥。ほんとにハート!誰を見てお目目をハートにしているのはわかりませんけど、ぜひ見てくださいね。

”猪目”は”ハート”を逆さにした図柄で、その名の通り、猪の目に由来しているようです。魔除けや福を招く護符の意味合いがあり、伝統的な日本建築には必ずと言っていいほど使われているとのことでした。

幸せのハートマークをぜひぜひ見つけてくださいね!

ということで、ハートしか覚えなかったオーナーです。歴史(※)はまだまだ勉強不足、もう少しお客さんに説明できるように頑張らねば!!※今回たくさん歴史の話を聞いたのですが、メモしきれないし、頭に入らないしで、えたものはハートのみ。でも、これだけでも得るもの十分でした~~!

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