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春の嵐の爪あと。

先月末の春の嵐。恐怖を覚えるほどの風が吹き荒れ、生きた心地がしませんでした。ほんと、怖かった~~。

以前もお伝えしましたが寿庵はかすり傷程度。ほっとしております。

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手前にあるのは灯油タンク、このタンクの囲いがぶっ飛びました。骨組だけ残ってる~。写真向こうに茶色の建物がありますが、こちらはガスのボンベ小屋。こちらも数年前に扉が風に飛ばされました。で、その向こうにちらりと見える白い小屋も旧ボイラー小屋ですが、数年前に風でドアがあおられ、曲がってしまって閉まらない。そのため無理やりトラロープでドアを固定です。

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とまぁ、雪害だけではなく、風害も毎年のようにちょこちょこおこるんですが、一番心配なのは、屋根。この春の嵐でご近所さん何軒も屋根が飛ばされて大変でした(過去形ではなく今なお、現在進行形で修繕中)。

私も、もちろん、保険には入ってるけど、屋根が飛んだら、もう立ち直れないくらいなショックを受けそうです。再建する気力すら起こらない気がします‥。

ちなみに、私が開業する前に、一回、屋根が飛ばされてるので、近所のおじさん曰く「寿庵は大丈夫、一回飛んで修理してるから、しばらくは大丈夫でしょ‥」と。いやぁ~、心強いお言葉、とりあえず数年は絶えられそうです(汗)。

私が開業前より大変お世話になっているお寺カフェの田舎家さん。憩いの場です。

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大山の支院の寿福院をきれいに丁寧に使い、カフェを運営です。でも、先日の嵐で‥。

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こんなことになりました(号泣)。400年近い建物で、わらぶき屋根の上に瓦風のトタンがかぶせてあったのですが、そのトタン屋根が吹き飛ばされ、わらぶき部分が出ています。ただ、このままでは雨漏りをしてしまう。

寿福院は長い間空き家になっていました。建物自体、かなり状態が悪かったのですが、田舎家さんがお寺から借りて、常に修繕を加え大事にされてきました。大山にはこういった宿坊がいくつかありますが、空き家になっているものもあるため、存続の危機に瀕しています。あの志賀直哉が暗夜行路の作品内で大山を描いているのですが、滞在したのは大山の蓮浄院であることは有名な話。ただ、その連浄院も倒壊してしまい、今は名残すら感じられません。

実は、このような宿坊は保険の対象にならないようです。古すぎて査定できないようで、保険などに入っていないと聞きました。家主である大山寺も檀家がないので、お金がない(涙)。

つまり、借り手の田舎家さんがどうするか‥。

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先日、テイクアウトを始めたよ!と連絡いただきました。ポカポカ陽気が心地いい。

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有志の皆さんが手伝ってくださり、廃材を自力で撤去。庭もきれいに掃除されて、野外で細々営業をされていました。

「続けていくためにできることをするから」

とご主人。この寿福院でこれからも営業すると決断されたようで、前向きに作業をされていました。私も足しげく通って、コーヒーを飲むくらいの事しかできませんが、利用することが一番の支援になります。

寿庵もそう、コロナで大変だったのですが、この間、繰り返し利用してくれたお客さんには本当に感謝しかありません。コロナ禍の中で登山やスキーやレジャーを楽しんで不謹慎だ!という声も少なからず聞こえてきたのですが、でも、来ていただいたからこそ、今年も運営できています。国や県からの支援金だけでは正直乗り越えれなかったと思います。

だからこそ、言葉の応援も限りなくうれしいのですが、やっぱり利用してくれるのが最大の支援です。田舎家さんも自分たちで乗り越えようとされてますが、私たちができることはコーヒーを飲んで、支援だって思います。※ちなみに大山町の道の駅で豆の販売もされています。

そして、正直、屋根修繕には莫大な予算がかかるようです。寿庵の場合は保険に入ってるのでそれなりに修繕ができるのですが、田舎家さんはそうはいきません。なんとかして資金を集めないといけない!!

これから先、クラウドファンディング等検討されてるようなので、その際は、ぜひぜひ多くの人にご協力していただけたらって思います。

追記4/18にクラファンスタートです!

大山の店舗での営業もまだまだ不定なようで、営業時間や対応できるメニューなどがはっきりしたらまたご案内します。

その田舎家さんのコーヒー豆ですが、来週21日から島根県で開催のこちらのイベントでも販売していただけます!!!

島根から大山を愛でる!という何とも素敵なイベントをくらしアトリエさんが開催されます。ぜひお近くの人は大山を島根から感じ、そして田舎家さんのコーヒー豆も手に取っていただきたいって思います!

寿庵のボトルもぜひ~~!こちらは控えめに宣伝です(笑)。

寿庵のHPはこちらをクリック!



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