心の叫びがタイトルになってしまった・・・。本来なら避暑地であるべき、大山高原。お盆明けから急激に暑くなりました。今年は長雨のせいで、７月は肌寒い気候。時々、思い出したように暑くなる日があったけど、例年を思えば本当に涼しかった。

そして、梅雨明け・・・一気に暑くなるのかな？と思ったけど、連日、ぐずついたお天気で、暑くもなく、涼しくもなく・・という感じ。いつものギラギラした太陽も、白い入道雲も、真っ青な空もほとんどお目にかかれませんでした。

おっ！このまま秋の風で涼しくなるのかな？花はすでに秋の七草、虫の声すら聞こえる。暑いと言いながらも、お盆過ぎると一気に秋がやって来て、残暑はあまり気にならない大山・・・。とまぁ、期待してたんですけど、お盆明け、思い出したかのように、一気に真夏になってきました。

日本海側は今は台風の影響をうけ、激アツ。フェーン現象とかで、とにかく暑い。米子市、鳥取市の最高気温が全国一を記録。体温より高めの３８℃越え・・。おいっ！お天気さんよ！自粛してくれ！体温高すぎませんか！！？
大山山頂、標高１７００ｍ付近も日の当たる場所は３０℃近い。風があると比較的涼しいのだけど、無風だと本当に暑い。宿周辺は標高８００ｍ前後。昼間はすでに３０℃超え。今６０代くらいの女将さんが嫁いできたころは、夏でも寒かった・・とおっしゃいますね。夏でも２６～７℃くらい。山の上に関しては、２０℃超えるようなことはあまりなかった・・と聞いてます。う～ん、気候変動をまさに体感。大型台風、火災、動植物の生存エリアの変化、農作物の品種改良(温暖エリア向け）・・色んな事がここ近年で大きく変わってきていますね。これから、地球はどうなるんだろうか？？

暑いは暑いけど、ふもとから来る人の反応は・・「大山まだ涼しいよ・・」。確かに、来た瞬間は涼しい・・ただ、人間、順応機能が備わってるもんで、すぐに暑くなるんですわ(残念ながら・・・）。

さて、私は実は暑いのは平気。東南アジアのあの蒸し暑い中、旅をするのが好きだった。汗だくになって、市場で、辛い飯を食う！とにかく、エアコンが苦手なので、暑くっても平気で寝れるんですわ・・。

でも、それはあくまでも個人的な話。プライベートな部分。仕事とは関係ない・・・。寿庵はエアコンのない宿です。お客さんに対し、自分の趣味嗜好を押し付けているわけではありませんが、エアコンないんです。ですから、やはりこの時期のこの気温は、胃がきりきりする。お客さんはエアコン慣れしてるだろうし、ここで寝れるんだろうか？？お金もらってる手前、本当に、申し訳ない気持ちになります。もちろん、エアコンがないことを納得してもらってるので、苦情は未だかつてないのですが、寝苦しい宿で寝るほど、苦痛はありませんね。

さて、今日の米子市(宿から車で３０分エリア）の最高気温は３５℃。日中は宿周辺は２９℃。ふもとから比べると、５～６℃は違いますね。只今。２０時半。外気温は２４℃。風がないのですが、外へ出ると涼しい。客室は２階にあるんでやはり気温が高くなり、廊下の温度が２６~７℃。部屋は風が抜ける部屋は比較的涼しいのだけど、部屋の作りによって、熱がこもる部屋がありますね。

今まで、冬の宿を考えて、冬をどう暖かく快適に宿泊してもらえるか？に重点を置いていました。でも、これからは夏に重点を置いて、設備投資をしていかないといけないですね。宿を初めて７年目・・毎年課題が積みあがる。やっぱり宿で快適に過ごしてほしいから・・ちょっとづつだけど改善しますね。

コロナも怖いが熱中症も怖い！熱中症で亡くなる方は実はコロナ死亡者数よりも多い・・。これから先の夏がますます怖くなるなぁ・・・。あ～胃が痛いわ。

日が暮れるころ、外気温は２６℃に・・・。以前はこれが夏の昼間の気温だったんだよなぁ～。はぁ・・まさに避暑地。でも、私が宿を引退するころは、大山、昔は昼は３２℃で、涼しかったわ・・・なんて会話するんだろうかなぁ？