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今日から始まる‥

さて、本日急にお休みをいただくことにいたしました。休むのですが、理由があります。ずる休み‥ではありません。

休む理由を長々説明、興味ある人は読んでね。

実は今日から全国旅行支援割スタートなのですが、まだいろいろ把握できずにいるため、今日は一日準備です。

以前、GOTOキャンペーンがあった時に、キャンペーンアレルギーになりました。安宿は恩恵があまりない‥ということや、手続きや申請などの仕事が苦手な私は聞いただけでアレルギー反応が‥。短期間で終わるならその間は息をひそめていよう!と思い、参画しませんでした。

そうこうしてたら各県でキャンペーンがスタート。おいおい!まだするのか?と心の中で思いながら、こちらもスルー。

それにしても、いつまで続くのか‥と思っていた時に、今度は町民割りがスタート。こちらに関しては、町民はタダ(みたいな金額で)で泊まれるというキャンペーン。当然こちらもスルー。これに関しては、3回繰り返され、もうほとほと嫌になっていました。

でも、当然、来てくれたお客さんには感謝の気持ちはあったので、協賛していない期間は自力で割引をさせていただきました。リピートしてくれたら1000円引きというチケットハガキを作り、それを次回来られた際にご利用いただいておりました。

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ただ、さすがに抵抗するのも苦痛になる。なぜしたくないのか?なんで参画しないのか?を日々考え、自分の考えが少し折れたところで鳥取県のキャンペーンには参加することにしました。

なんでやらないと言っていたのか‥。

自分がお客さんの立場であれば、割引があったらうれしいのだけど、割引があることが当たり前になる感覚が怖かったというのがあります。その為、そうならないようにするにはどうするか?をひたすら考え、HP上にできるだけキャンペーンをしていることがわからないように、掲載することを思いつき、予約する前の段階では出来るだけ悟られないようにしていました(笑)。

予約をする、予約が確定した時点で、キャンペーンの説明。つまり、どこもキャンペーンをHP前面に打ち出し、お得だとアピールしている中で、あえて予約前には触れず、予約が入った時点で伝えることで、ラッキー!と思ってもらえる仕掛けをしたのです。それ以上に、割引ありきでうちに来るお客さんじゃなく、うちがいいから来ると言ったお客さんを大事にしたい‥という気持ちもあったからです。いちを掲載しないといけなかったので、ひっそりと掲載はしていました。

開業時の話になりますが、こういったアドバイスをいただきました。

寿庵の価格帯は3000~3500円です。世の中のゲストハウスが2500~3000円だったので、寿庵は比較的高め設定でした。立地が自然環境の厳しい場所で建物の維持管理がふもとよりもかなり頻繁に行う必要がある‥ということや、冬は除雪などのプラスアルファの労力がかかるということなど。いずれにしても、買い出しに行くだけで往復1時間もかかる場所なので、何かと不便な面がありました。

ゲストハウスにしては高い!という感覚をなくせないだろうか?と悩んだときにもらったアドバイスが、お客さんに例えば、ビール1本、コーヒー1杯サービスするということでした。

え?そんなこと?って思うかもしれませんが、

実はこのやり方が納得のアドバイスでした。

「サービスがあることを最初に言わない‥」でした。

つまりはサプライズをするというだけのこと。結論は同じ、コーヒー1杯またはビール1本サービスなのですが、言うタイミングが大事。

予約前(HPに掲載する)の時点で、ビール1本サービスします!というか、お客さんが来た時点で、ビール1本サービスします!というか‥それだけの違いです。

実は、最初にビールがあるとわかると、ビールがつくことが当たり前で、お客さんはビール込の宿泊金額という感覚になり、ありがたいなぁ~という気持ちがすこし薄れます。

でも、ビールもらえるとわかってない場合は、もらった時に、え!そうなの!ラッキー!!という気持ちになるのです。

もらえると思って最初から期待してもらえた時と、
期待してなかったのに、もらえた時。
もらえると思って、もらえなかった時と
もらえるって知らないから、もらえなくっても気づかないとき。

残念な気持ちにならずに、嬉しい気持ちだけが継続するのは、どちらでしょうか???

割引があると思って予約したのに、
急に打ち切りになって割引がなくなった時。
割引は無いと思ってるから、
急に打ち切りになっても特に問題ない時。
または、
割引きがスタートするから、それを待って予約する時。
割引は気にせず、気兼ねなく自分の旅したいときに計画が立てれる時。

やってることは同じ、結論も同じ。でも、気持ちのもやもやはどうでしょうか?

泊まりに来る人には、家に帰るまで、ほっこりした嬉しい気持ちを継続してほしい!それに、何度も書いたのですが、旅は損得勘定抜きに楽しむのが一番ストレスフリーって思いますね。

さて、今回に関しては、予約前に周知徹底をして、クーポン(鳥取県でしか使えないのでなおさら)の店などもあらかじめお客さんに調べてもらう方が計画が立てやすいかな?って思っています。

また、同意書の署名(今までもあったけど今回は2枚ある!それ以外にも接種証明に身分証明提示)などのこともあり、チェックイン時にどういったことをしないといけないのか?を早めに連絡して、お客さんにも心積もりをしてもらう意味もありますね。

あと、今回から配布の周辺環境で使える観光施設の割引券もあるため、そういったものも早めにチェックしてもらった方がいいからというのがあります。

今までは、事前にちょこっと伝える程度でも対応できたのですが、実はこの10月は割引を言う前に、すでにコロナ前並に予約が回復しているのです。つまり、もうみなさん関係なく動いている。その為、今まで以上に、こちらの対応がバタバタになる可能性もあったから今回は前もって協力のお願いをしているのです。

あと、私のこの半年くらいの感覚ですが、ワクチン3回接種のお客さまは6割程度です。4割の人はこの支援を受けられません。だから、受けられない人の立場にもなって対応したいって思います。

正直、宿の立場としては、ワクチンの有無はあまり気にしていません。皆さんが気持ちよく泊まれる宿として、誰でもウエルカムです。

寿庵はリピーターのお客さんが比較的多く、寿庵がつぶれないように、せっせと来てくれるお客さんでコロナ禍を乗り切りました。

実はそういう「宿を支援したい!という気持ちで来てくれるお客さんのための全国旅行支援だ!」と思ったので、参画を決めさせていただきました。

さてさて、前置き??が長くなったのですが、今日は休んで何をするか‥と言いますと。

マニュアルを読んで、不明点は事務局へ一つ一つ確認作業をしているのですわ。なんか役所が作る文章はなんでこんなに理解しにくいのだろうか?自分が理解能力がもともと低いからだとは思うのだけど、よくわからん(ただ拒絶して頭に入らないだけ)。今までのやり方と違う部分があり、頭を切り替えるのに時間が必要なのと、正直、10月に入って忙しいので、マニュアルを全部目を通せていないのもあります(というより、マニュアルこの数日に来てるけど)。それにしても、今になっても届かない資料があって事務局も大変なのだと思います。

そして12月20日(今現在の割引の期限)までにご予約をしていただいてるお客さま皆様へ今回の割引のご案内をするべく、メールをお一人ずつ出しております。

ご利用の皆様にはご迷惑を掛けないように対応いたしますが、もちろん、来ていただく皆様の協力も必要です。

それにしても、宿はまだこうやってご案内できるのですが、急に全国の対象者に割引をしないといけなくなった温泉施設や観光施設などに至っては、割引の周知徹底や、どうやって割引をしてもらえるかなどの煩雑な手続きを窓口でそのつど対応するのが難しいと思います。

ですから、ホント、みなさんに言いたいのは、窓口カウンターが込み合ってもイライラしないで待ってあげてください。スタッフが悪いわけではなく、複雑極まりないシステムにした政府に非があるので、なにとぞ、頑張っているスタッフのみなさんにはあたたかい声をかけてあげてください。もし、並んで待てない場合は、正規料金で入場してサクッと通過してください。これでいいんです!

対応が比較的簡単なはずの宿の私がずる休みしたいくらい憂鬱になってます。あ、もちろん、今日はずる休みではありません(笑)。

今日はちょっとは散歩して気分転換をはかりつつ、紅葉の最盛期の忙しい時に、スムーズに、そしてみなさんのチェックイン時にご迷惑をかけないように、余裕のある対応ができるように頑張りたいと思います。

さてその割引、結局どうすんの?って思った宿泊予定の皆さんはこちらを見てくださいね。

寿庵のHPはこちらをクリック!

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