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久しぶりの満室。

6月に再開して以来、初めての定員いっぱいの満室になりました。ソーシャルディスタンスやらなんやらで、定員の半分くらいまでしか受け入れをしてなかったのですが、いつもご利用いただく、山岳会さんが貸切で1か月以上前に連絡をくださいました。この時期、このタイミング、うれしかったですね。売り上げが限りなく落ちていたので、この人数は、本当に感謝です。リーダーのKさんはいつも寿庵を気にかけてくださいます。メンバーの皆さんも「泊まれてよかったわ・・」と喜んでくださいました。暑い時に、エアコンのない宿でも、泊まって喜んでいただけて感謝です。

コロナ禍ですんで、いつものように、お酒で盛り上がることもなく、程よく会話をされて、すぐに切り上げお部屋へ戻られました。料理のシェアなどもされずに、仕出し弁当のご注文。貸し切りだったため、部屋のドアを全開で、窓も開け、換気を常にしながら対応させていただきました。

こちらの、出来るかぎりの努力と、お客さんの協力。そう、お客さんの協力なくしては、成り立たない。寿庵のお客さんはとても協力的ですね。これは、どこの宿も一緒。高級旅館だって安宿だって・・。宿側で出来ることは同じ。見えないものに人間が対応するんだもん!だから、安宿だから感染症対策してない・・ってことでもなく、高級旅館だから完璧ってこともない。そういう意味でも、利用する側も、自分でできることはやはりしていかないといけないのかもしれませんね・・・。

それにしても、山のお客さんは朝が早い。夜も早く就寝だったけど、今朝も早かった・・・。立つ鳥跡を濁さずで、すでに朝の7時半までには、皆さんお出かけになりました。

私は・・というと、ちょっとゆっくりして朝の時間をまったり楽しんでおります(今10時なんでティータイム)。もう、外はギラギラの太陽。今日もまだまだ暑そうですね!

実は、昨日はもう一組、宿泊のご希望がありました。別の山岳会のメンバーです。残念ながら、今回は受入れができませんでしたが、他の旅館にチェックイン前に、私の顔を見に立ち寄ってくださいました。

「これから、ご縁ができるかもしれないからね・・」

と私と面識のない、山のメンバーを紹介してくださいました。海外の山へもバリバリ登っていたという私の親世代の方々ですが、皆さんほんとお元気!ぜひ、宿泊の際は、海外遠征、初登頂ルートなどの話を聞かせてほしいですね。

「寿庵にはファンがついてるから、宿がつぶれることはないよ!」

多くの人に、連日声をかけてもらって、励ましてもらっています。つぶすつぶさないも、私の気持ち次第にもなるかもしれないけど、でも、ファンだと言ってくれる人がいる以上、私のするべきことは、今を耐え、乗り切ることだけですね。

さて、そろそろ片付けを開始するかな・・。そうこうしてると、地元の下山後の立ち寄りの喫茶が始まります。日々めまぐるしく働くことを夢見て、今は、来てくれるお客さんを大事に、そして自分のプライベートも楽しみつつ、事業を継続していきますね。


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