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ヒメボタル

季節は確実に巡る。春の花が終わり、夏の花にバトンタッチ。にぎやかに囀っていた野鳥たちも、心なしか静かに。見かける虫も少しづつ変化。一日一日変化があって、それを見つけたり、ふとした時に気が付いたときに、なんだか幸せな気持ちになりますね。

昨日は七夕、7月7日。子供の頃のように、短冊に願いごとを書いたり、乙姫彦星だなぁ~なんて思うことはないけど、でも、少し夜空を見上げたい気持ちになり、お泊りのお客さんと夜散策に出かけました。

少し霞んだ空で星は今一つでしたが、そろそろ見頃かも‥と思い、ヒメボタルを見に行きました。夕方、ヒグラシの声を聞きました。何とも言えない声で耳に心地よい音色です。そして夜、川の近くでは、せせらぎの音に混じり、カジカガエルも鳴いていました。

ちょうど一週間前に、Mさんからヒメボタルの情報をいただいていました。まだまだ数は少ないですが、飛んでますよ~と言って写真をいただきました。

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点々に見えるヒメボタルの雄の軌跡です。細かく点滅するので、撮影するとこんな風にドット柄に写るようです。写真集などで見かけるヒメボタルの写真は何枚か重ねて加工しているらしく、ホタルの軌跡がいくつも重なり合って、光の粒がキラキラと森の中に漂っているように見えますね。

いつも見るスポットへ近づくとチラチラと見える光。目を慣らすために明かりを付けずにゆっくり歩きます。そして立ち止まってしばらく待つと、あちこちから点滅の光がやって来て、私たちの周りを飛び交いました。

ちょうどいいタイミングだったのかな?思った以上に姿を見れてみんなで大興奮!イルミネーションの点滅のようにキラキラしていました。私たち以外にも数人、ホタルを楽しむ人がいました。

オスは7日間の命。メスは3日間と言われています。短い間の命の光。静かに見守りたいですね。

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