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もう一つの人生。

NさんはこのNoteを読んでるので、きっと自分の話題とわかってると思う。彼女の生き方と、いろいろ重ね合わせ自分のことを考えることがありました。

6年くらい前に寿庵を初利用。それ以来なので、久しぶりの滞在です。同世代のNさんは、住み込みで仕事をしながら日本を旅しているようでした。もちろん、コロナ前は海外へもちょこちょこ行っていたようで、ニュージーランドのこともよくご存知。お互いにヒーフィートラックというマニアックなトレイルを歩いた経験もあったので、その話で盛り上がりました。聞くとワーホリ経験もあるし、私ととても似た人生を歩んでおられました。

起業前、私も住み込みで16年バイト。家賃食費水道光熱費を一切払うことなく、居場所があるってすごいことです。その浮いたお金で旅ができる。お金が無くなればまた転がり込んで仕事をする。友達に話をすると、そんな生活ありえん!って‥きっと、多くの人はそんな生活どうなの?って思うでしょうね。何と言われても旅に出たい!どうしたらその生活が維持できるか?と考えると、住み込み季節労働が自分のライフスタイルにはがっちりマッチ!

Nさんも同じように、そのライフスタイルに今も満足しているようでした。夏は北のエリアで働き、冬は南へ移動。まさに渡り鳥のような生活ですが、色々な経験も出来るので、これはこれで人生が広がります。

定住とか、サラリーマンという生き方もあるけど、こういった季節労働もある。いわゆるノマドワーカーかもしれませんね。不安定な仕事ではあるけど、こういう働き方ができる人たちも一定数は必要なわけなので、世の中のバランスはいい塩梅にあると思います。

ただ、この生活にはリスクもあります。かなり不安定な収入の為、急に収入が途絶えることも。そこのところは今の私にも通じるところもあり、お互い不安定要素を抱えながら日々生きているのかもしれませんね。とはいえ、Nさんも私もそのあたりをひっくるめて前向きにとらえることができているので、今の現状が楽しめてるのだと思います。たまに思うのですが、そういう生活をしているからこそ、いざという時の備えなどには人一倍気を付けてる気もします。

自分が起業していなかったら、今でも住み込みバイトで、その合間に旅をする生活を送っているはずです。楽しそうにしているNさんを見ると、もうひとりの自分の人生を見るようでした。

どっちがいいのかわからないけど、いずれにしても、歳を取った先のことはお互いに考えていました。私もNさんも不安というより、かなり楽観的に考えており、今までなんとかなってたんで、これからもなんとかなるだろうと考えていました。

サラリーマンをちょこっと経験し、住み込みバイト暮らしも経験、そして起業も経験。正直、やろうと思えばどんなことでもできるって思えるので、この先もいろんな楽しいことをやりながら人生を渡っていくのだと思います。

とは言え、健康第一。お互いに歳は取るので身体に気を付けて過ごしたいですね。

色んな人生があるのですが、それぞれがその時の最善の選択肢で今の人生を歩んでるって思います。だから、私は今が一番いい!と常に思って過ごしてます。別の人生を考えることはあまりないのですが、でも、Nさんがまさに、もう一人の私の生き方だったので、とても興味深く話を聞きました。

雨の森。東大山大橋からの景色。

先日の大風で一気に晩秋の装いに。毎年雪が降るまでは、なんとなく心寂しい季節でもあります。でも雪が降ればまた賑やかになり、目まぐるしい日々を送るようになります。

日々繰り返す仕事ではあるのだけど、その中でもいろんな出来事があって、毎回色々なことを考える。旅をするという大きな刺激は今あまりないのだけど、それでも仕事の中にも色々な刺激的なことがたくさんある。起業も旅も何となく似たようなことかもしれないなぁ~って思うところがありますね。

また、お互いの人生を語ろう!と言ってチェックアウトするNさんを送り出したのですが、数年後にひょっこり来てくれた時に、お互いの近況を話をするのが今から楽しみです。

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