今年のGWは10連休‥なんて人もいるでしょうが、やっぱりカレンダーの旗日だけお客さんの動きが活発。宿泊に関しては、前半の27日と後半の3，4日に集中です。

今朝、お客さんを送り出した後、近所のカフェにコーヒーを飲みに出かけたのですが、雨の大山は動きが鈍く、参道を歩く人もまばら。もう少しにぎわってくれるといいのですが、中休み。カフェのご主人も、後半戦に向けてちょっとゆっくりしたらいいよ‥と声をかけてくれました。

パキッと晴れて、新緑と青空と遠くに見える景色を楽しんでほしいのですが、こういうしっとりした日も悪くはない。正直、こういう日の方がより大山らしい気もするので、これを楽しめると大山の上級者って気がします。

雨の中スタートしたお客さんも、森がきれいだった‥と喜んでおられました。もちろん、景色が見えなかったのは残念ですが、木々がきれいだなぁ～と思うのは、景色の見えないこんな雨の日。特に、濃霧の日は、森の色が水滴に反射し空気が緑に見えます。足元の草花、濡れてよりつややかな樹肌。晴れの日よりも近くに見えるものに目線が行くので、気づきも多い気がします。

長く山を楽しんでますが、年を重ねてからの方が、山を歩いたときの感動が大きくなりました。景色を見ても、何を見ても、いろんなことに感動します。雨が降っても感動する。そういや、若い時は雨の日は嫌でたまらず早く帰りたい～！と思ってました(笑)。もちろん、昔から花や木々が好きですが、しっとりきれい‥と思うよりも雨が降ってイヤ！という気持ちが上回っていました。

そして、先へ先へどんどん進みたかった時は、いつも遠くを見ていました。興味は地球の裏側へも及び、若い時は近くを見ていませんでした。でも、徐々に興味が目の前に広がる森や木々、足元の草花へ、近く近くに移ってきたように思います。今では、足元の土も落ち葉も気になって、進めやしない(笑)。行動範囲が狭まった‥と言われるかもしれませんが、それでいいと思います。

それにしても、年を取ると感動が増えた‥。涙もろくなるのは老化現象らしいけど、感動が増えるのも老化現象？（笑）　いやいや、喜びが増えることは老化現象ではなく、活性！あらゆるものに、興味を抱き、なんだろう？どうしてだろう？という好奇心は脳にほどよい刺激を与えているはず。

ということで、傘をさしてのゆる散歩。脳を程よく刺激して、感情豊かに！GW後半戦も頑張りたいと思います～～～！