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2014年の6月7日。

寿庵オーナーの思い出話です。

今から9年前の6月6日に宿をスタートしたのですが、当然、予約なんかあるはずもなく、その日は、友達に無理やり泊まってもらいました。

正直、宿を立ち上げることに必死で、全く宣伝もしてなかったし、オープン直後は、FBもHPもありませんでした。いちを細々と日記(ブログ)を書き綴ってたので、それを見て応援してくれている人は少しいました。あと、友達には、ハガキを書いて開業したことを告知。それが唯一、宣伝らしき行為ですよね。

実は、起業する数か月前まで携帯もパソコンも持ってなかったので、前の職場のご主人に開業の申請書類をダウンロードしてもらって、プリントアウト。それをコンビニで何枚もコピーし、手書きで記入。間違えたところは修正ペンで直して、またコピー。そうやって書類を作り提出しました。そうそう、一番最初は公衆電話から役場に電話をかけたなぁ‥。

旅館業を取得するために、西部総合事務所、環境省、消防署を行ったり来たり‥。国立公園内に宿を開業したので、環境省にも書類を提出。その際には、行政の方にもとてもお世話になりました。

今思えば、(アナログながらも)よくやったなぁ~と自分のことながら笑える思い出です。

車も起業する1年前に購入。それまでは、公共交通機関のみ。起業するために、車を買って、携帯を準備。それ以外にも諸々‥。お金は一気にぶっ飛びましたね。

私のことだから、起業してなければ、携帯もパソコンも車も、今でも持ってなかったんじゃないかな??

そして、9年前の今日、6月7日は山開き前夜祭でした。

寿庵の前身である大山寿荘のおかみさんが知り合いに声をかけて泊まってくださいました。ありがたかったなぁ。

でも、この日はお客さんをほったらかしで、別の宿でバイト。当時は、まだバイト先で住み込み生活を継続して、メインの仕事はそっちで、時々寿庵の仕事をしていました。その後も二足の草鞋生活を2年近くしていました。

と、
色々苦労もしたけど、今ではすべていい思い出。どんなことでも糧になって、今につながってるなぁ~って思いますね。

ということで、思い出話です。昨夜、寿荘のおかみさんが来てくださったので、当時をいろいろ思い返しました。懐かし~~~。40年あった寿荘の歴史を、また10年延ばすことができて、ほんとよかったです。そっか~~50年か!もう少し延ばせるように、頑張らねば!

寿庵のHPはこちらをクリック!


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