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ありがた迷惑‥

雪不足の大山で、お客さんのキャンセルを日々受けると本当に気が滅入るのですが、でも被災地のことを考えると、お客さんが少ないながらも仕事ができ、日常が送れていることに感謝の日々です。

元旦の震災から10日。ニュースに目を通すたびにどんどん被害の規模が明らかになってきて安否不明者、行方不明者もたくさんいることに心が痛みます。被災地への支援も始まり、少しづつボランティアに関する話題も周りで出てくるようになりました。その中でこんなネットニュースを目にしました。

「不用品が避難所に送られてくる」

ということです。期限切れの食品や、不用品。段ボールに積まれたゴミの山。

東北の震災でも同じようなことが起きたようですが、私もボランティアに参加した阪神淡路大震災でも全く同じ光景を目にしました。避難所にうず高く積まれた段ボールの中身は、時代遅れの古着。汚れた服。使用済みの下着までありました。今でも印象に残っているのは、着なくなったと思われる古い着物でした。避難所で着物なんか着る??

捨てるくらいなら‥という気持ちで支援するのだろうか?そんな時は、モノではなく募金をすべきだと思います。ただ、今はまだ個人の支援物資の持ち込みは許可しない‥というニュースもあったので、勝手に持っていくのでしょうか?

いずれにしても、そういう人たちがいることに腹が立つし、悲しくもなりました。被災地のふるさと納税で返戻金なしの寄付もあるので、そういうもので支援をまずはしていくべきですね。

今や、日本全国どこが被災地になってもおかしくない。ここ鳥取県でも大きな地震がありました。2000年に起きた鳥取県西部地震は死者はなかったものの建物の被害があちこちでありました。そして、大山の登山道のあちこちが崩落し、烏ケ山もその後10年以上にわたり廃道になりました。寿庵も当時の被害の痕跡があります。

あと、自衛隊のお風呂の設置のニュースも目にしました。私も1995年の阪神淡路大震災では長田区の学校に設置されたお風呂清掃のボランティアをしていました。まだまだボランティアが確立されてなかった時代。派遣されたものの混乱もたくさんあり、かえって迷惑をかけることも。だからこそ、お金の支援がまずは必要で、向こうから必要とされてから現場へボランティアや物資の支援をもって行くべきだと思います。

地震は本当に怖い。でも、日本は昔からそのつど乗り越え復興してきました。能登も必ず復興する‥そう信じています。

寿庵のHPはこちらをクリック!

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