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旅先での思い出。

紅葉の話題をしたのも束の間、もう、そろそろ晩秋の装いに変わってきそうな大山です。日々変わる色あいに、毎日驚かされる。紅葉の森を歩きたいけど、この時期は、やっぱりにぎわう大山。どこも行かずに狭い館内でバタバタして本日も万歩計は14000歩の寿庵オーナーです。

毎週末、定員数(只今半分以下)に達し、平日も少ないながらに動きがあります。そして、あぁ~今日もいい日だったね・・と終わる一日。お客さんも楽しそうだし、山もきれい。なんともコロナで鬱々としていたのがうそのように晴れやかな気持ちで仕事ができています。もちろん、対策とお客さまへのお願いはしっかりさせてもらっています。

先週来てくれた大学生のTくん。山が好きで、けっこうあちこち行ってるようでした。今回は大山とユートピアの2か所を満喫。でも、最大の目的は紅葉の鍵掛峠をみたい!でした。

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この景色です。秋の鍵掛峠は鳥取県で最も人気のスポット!と言っても過言ではありません。何度見ても感動します。私も好きな場所。

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こんなに素敵な場所があるけど、公共交通機関ではいくことができない。この美しさを見てほしいって思うけど、私も一人営業なのでなかなかお送りすることができずにもどかしい。

それに、コロナ以降は相乗りは気を使うので、ちょっと遠慮してたのですが、でも今回バス旅のT君の要望をかなえるべく、ひとっ走りしてきました。

片道、車で20分の距離。本当はゆっくり見てほしかったけど、次のお客さんんのチェックインもある。峠の展望台での滞在はほんの少し。数か所ある写真スポットは、ほんとに秒程度の滞在でした。私だって名残惜しくってこのまま仕事を放棄して眺めていたい!!そう思える素敵な景色を見せてくれる大山。

短い滞在で申し訳なかったけどそれでも目に焼き付いたこの色を大山のいい思い出としてきっと記憶してくれるでしょうね。

旅をしていると、いろんな景色に出会います。その景色を思い出そうとするとその景色以上に人とのご縁がよみがえります。

旅宿のご主人だったり、宿で知り合った人。いろんな人を、思い出します。どう表現していいかわかりませんけど、心の中がぽわ~と温かくなるような心地よさがあります。T君が大山のこの景色をまた思い出した時に、この何とも言えない温かいものを心に感じてくれたら嬉しいですね。

一人でカナダの大陸横断をしたときのこと。まだ全然、英語がしゃべれなかった私を夕方の森へ連れ出してくれた宿の主人。夕暮れの森の中にたたずみ、目の前にある湖をじっと見つめる。すると、向こうから泳いでくるビーバーの姿が。一生懸命ダムを建設中のビーバーをじーっと息をひそめてみたことを今でもよく覚えています。ビーバーを見たことない日本人の私にどうしても見せたかったようで、仕事が一段落した夕方に連れ出してくれました。

水辺でじっとしてるもんで、ブユ(ブト)に刺された記憶もセットでよみがえる。あのかゆみ・・今でも忘れないわ~。当時50代くらいのご主人だったと思うけど、あれから20年・・お元気かな?でも、またいつか、その町へ行けたのなら、またあの宿に泊まりたいなぁ。

旅は景色と人との出会い。両方セットで、よりいい記憶としてインプットされるのでしょうね。私もそんな自分の体験をもとに、素敵な大山の思い出作りに貢献したいですね。

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