打テヤ モロ手ヲ
「打テヤ モロ手ヲ
なぜ両手を打って悦ばないのか。讃嘆しないのか。モロ手を打って、讃ゆべきものを持つことが出来れば、生活は輝く。」
「民具」展の柳宗悦の言葉がとても印象に残った。
両手を叩いて喜べるものは日々自分のまわりにあって、それを見落とさず讃えられる人でいられるといいなと思う。民藝は讃えるに値する。自分が諸手を打って讃えられるものってなんだろう。
民具、民藝は機能だけではなく美が備わっている。美だけではなく機能が付している。手に取って肌で感じて愛でることができる。そこが好きだなあと思う。
美しいもの、好きなものに囲まれて暮らしたい。
添えられている深澤さんの言葉も良かったし、素敵な展示だった。
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連休の新宿は驚くほど人が多かった。アルタの大型テレビが有馬記念のレースを中継していて、それを見守る群衆に紛れてディスプレイを見上げる。名を知らない馬が駆け抜け、歓声があがる。
大通りはどこを歩いても列に並んでいるよう。そんなに歩いていないはずなのにひどく疲れた。
伊勢丹が好きで何も買わずともよく行くのだけれど、休日に行くのはしばらく控えようかな。
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