苦しさの変換

後輩が家族の事情で会社をやめる。ぼくが想像もできない、彼女にとっておおきくてたいへんな問題だった。

その事情を「会社の困難」として捉え直して、ぐるっと丸めて、ポジティブに変換してしまえる人がいる。その人は、「こういうとても苦しいことがあったあと、近い未来に素晴らしいことが訪れる前兆」というニュアンスの話をしていた。

この問題は会社の問題じゃない。会社として何かできることはあるかもしれないけれど、彼女自身の抱えているとても深刻で苦しい問題で、それを会社のための「試練」のようなものに位置付けてしまうその人の感覚が全く理解できなかった。それが上に立つものの振る舞いであり、ビジネスマンとして割り切って前に進むべきことだとしても、いっさい共感することができなかった。腹がたった。

人の苦しさを、そんなに簡単に、好き勝手にポジティブなものに変換するなよ。そう心の中でつぶやいた。

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少しだけクリスマスらしく休みに花を購入。ヒムロスギ、スプレーバラ、バーゼリア、カーネーション。

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拙い言葉ですが、読んでもらえて嬉しいです

畠田大詩

東京在住。写真、編集。
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